華氏911 作品情報
かしきゅーいちいち
華氏911。それは、自由が燃える温度。映画は2000年のアメリカ合衆国大統領選挙、「当選」を祝うゴア候補のニュース報道から始まる。ところが、ブッシュ候補が勝ってしまう。ブッシュの大統領就任式。ホワイトハウスに向かうリムジンを、反対派の人々が阻止しようと道路に立ちふさがる。米国史上、こんな大統領就任式は、前代未聞である。その大統領とは、現大統領ジョージ・W・ブッシュ「華氏911」の主演である。911の直後、アメリカ在住のサウジアラビアの大富豪オサマ・ビンラディンの一族24人を、自家用ジェットでの出国許可をブッシュは出している。貿易センターに突入したハイジャック犯は、ほとんどがサウジアラビア人だったが、ブッシュは911の調査を途中で打ち切った。そして宣言した「イラクを攻撃しろ」。ホワイトハウスのテロ対策専門家だったリチャード・クラークは、後にTVで告白する。「イラクは関係ない。テロリストはサウジアラビア人だし、首謀者のビンラディンは、アフガンにいる」。すると、ラムズフェルド国防長官はこう答えた。「アフガンを攻撃しても、何もない」。だがイラクには、石油がある。…これら一連のブッシュ政権の行動に疑問を抱いたマイケル・ムーア監督は、豊富な事実を基に様々な角度からその真相を明らかにしていく。
「華氏911」の解説
「ボウリング・フォー・コロンバイン」のマイケル・ムーア監督が、ジョージ・W・ブッシュ大統領の再選阻止を最大の目的に製作したドキュメンタリー。本国アメリカでは公開前から様々な物議を醸し、賛否が激しく対立するなど大きな社会現象を巻き起こし、ドキュメンタリーとしては異例の大ヒットを記録した。2004年のカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2004年8月7日 |
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キャスト |
監督:マイケル・ムーア
出演:ジョージ・ダブル・ブッシュ マイケル・ムーア |
配給 | ギャガ=博報堂DYメディパートナーズ=ヘラルド |
制作国 | アメリカ(2004) |
上映時間 | 122分 |
ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、2件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2018-09-18
9.11以後の一連の状況を確信犯的なブッシュ大統領の経済利益と関連した政治判断と行動と連結させて、謎解きをして行くミステリー仕立てのスリリングな展開…。マイケル・ムーア監督の現代社会の陥穽への警句ー。本編はドキュメエンタリー作品だったが、ブルース・ウイリス主演の劇映画「ダイ・ハード」も又、テロリストの不条理な悪に迫った画像がツインタワーの悪夢を甦らせて呉れて何とも吃驚させられる!?