OPEN HOUSE 作品情報
おーぷんはうす
売れないモデルのミツワ(椎名英姫)の仕事は、折込チラシのモデルばかり。そんな仕事でもこなしていかなければならないことに、行き場のない苛立ちを感じている。あるパーティーで掴みあいのケンカをしたミツワは、泥酔して店から追い出され、トモノリ(川岡大次郎)と出会う。その夜、トモノリはミツワを介抱し、家まで送る。翌朝、目を覚ましたミツワは、トモノリの存在に驚く。トモノリは動揺しながらも状況をミツワに説明する。ミツワは一人トイレにこもり、昨夜の記憶をたどる。そんな奇妙な出会いから、ミツワとトモノリの奇妙な共同生活が始まる。数日後、エンリケという哭くことを忘れた犬も2人の生活に加わることに。そんな日々を過ごすうちに、ミツワは、彼女のファンであるという小川の計らいで、雑誌の専属モデルになるチャンスを掴む。トモノリはエンリケと一緒にミツワの帰りを待つ毎日。あるとき機嫌が悪いミツワから、エンリケを捨てるか、トモノリが出て行くかの選択を迫られ、トモノリは仕方なくエンリケを手放すことに…。一方、マンションの隣の部屋には、離婚したばかりのユイコ(南果歩)が住んでいた。ユイコは夜になると、体中をかきむしる。医者からは「離婚による精神的なもの」と診断された。熱烈なアプローチで迫るミヤケ(村田雄浩)、別れた夫の恋人マキは一方的にユイコの生活に侵入してくるが、ユイコの心は誰に対しても開かない。アレルギーー症状は悪化するばかり。母のトキコ(加藤登紀子)はそんなユイコを心配して訪ねてくるが、別れた夫の思い出話を聞かされ、再び切なくなるユイコ。思いを寄せる人に振り向いてもらえず、それでも必死に相手の心を求めている人々。みんな、満たされない思いを抱えながらも毎日を淡々と暮らしている。まるで寂しいことには慣れてしまっているかのように。そんな穏やかな日々の生活の中で、それぞれが何かを見つけようとしていた……
「OPEN HOUSE」の解説
「GO」の行定勲監督の長編映画初監督作品。1998年6月みちのく国際ミステリー映画祭'98in 盛岡にて上映され、新人監督奨励賞を受賞。以来5年間の時を経て待望の劇場公開となる。原作は、芥川賞作家・辻仁成の『オープンハウス』。出演に、「オーディション」の椎名英姫、「タイム・リープ」の川岡大次郎、「エンジェル・ダスト」の南果歩。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2003年12月13日 |
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キャスト |
監督:行定勲
原作:辻仁成 出演:椎名英姫 川岡大次郎 南果歩 加藤登紀子 小木茂光 村田雄浩 塩見三省 初瀬かおる 竹下宏太郎 モロ師岡 日置明子 大野麻耶 光石研 利重剛 手塚とおる 田中哲司 春木みさよ 津田寛治 朝岡実嶺 吉田朝 野口雅弘 七瀬理香 翔芽 中島あき 筒井真理子 矢島亜由美 江川加絵 白崎早苗 榎戸耕司 小笠原隼 笠原翼 森みつえ 篠崎杏兵 宮島章 杉仲彩 新井圭一 並樹史朗 槇由紀子 纐纈辰美 佐谷玲珠 みはる |
配給 | 松竹 |
制作国 | 日本(1997) |
上映時間 | 114分 |
ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-06-12
行定勲監督のヒロインのつくり方と云う本に作品演出での映画俳優との関わり方,創作の秘密が籠められて居て興味津津何だゼ