カノン(1998) 作品情報

かのん

自ら経営する馬肉店を失った男(フィリップ・ナオン)はカフェの女主人(フランキー・パン)の愛人となり、女主人は妊娠。カフェを売却して片田舎へ移り、生活をやり直すことに。が、ちょっとしたいざこざから男は女主人の腹を殴りまくり、銃を手にパリへ舞い戻る。思い出の「未来ホテル」に投宿。昔この部屋で関係を持った女が娘シンシア(ブランディーヌ・ルノワール)を産んだ。その後、シンシアは施設に預けられていた。無一文同然の男は職探しに明け暮れるものの、かつての友人、取引先からは冷たくあしらわれる。有り金をはたいて出かけた居酒屋でもからかわれ、追い出される始末。男は居酒屋にいた客たちを撃ってから自殺する決意をする。いきまいて再び店に向かうも既に閉店だった。男は施設からシンシアを連れ出す。所持金がないため、滞在中のホテルの部屋へつれていく。シンシアを前に彼の妄想は膨らむ。彼女と関係を持ってからその首に一発撃ちこむのだ。ドクドク流れる娘の血。と、我に返った男はシンシアにすがるように抱きつき、子供のように泣きじゃくる。愛する娘を守ることに生きる意味を見出した男は、他の男に自分の娘が処女を奪われるなら、自分が娘を大人にしてやると固く心に誓うのだった……。

「カノン(1998)」の解説

娘を愛してやまない男のモノローグをリアルで挑発的な映像で綴った「カルネ」の続編。監督・脚本は「カルネ」のギャスパー・ノエ。製作・編集は「ミミ」のルシール・アザリロヴィック、ギャスパー・ノエ。撮影は「百貨店大百科」のドミニク・コラン。出演は「カルネ」のフィリップ・ナオン、ブランディーヌ・ルノワールほか。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2000年9月30日
キャスト 監督ギャスパー・ノエ
出演フィリップ・ナオン ブランディーヌ・ルノワール フランキー・パン マルティーヌ・オドラン
配給 アスミック・エース エンタテインメント
制作国 フランス(1998)
上映時間 93分

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「カノン(1998)」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2022-07-26 11:03:41

広告を非表示にするには