台北ソリチュード 作品情報

たいぺいそりちゅーど

台北。婚礼衣裳のデザイナーとして働くアフェン(チェン・シアンチー)は夫と別居し、最愛の弟チェンシュン(リー・カンション)が兵役から帰るのを待ちわびている。だが、チェンシュンは台北に戻ってからも姉の元には寄らず、定職にもつかずに放浪の日々。姉弟はかつて農村で生活していた思春期の頃に、体の関係を持ってしまった過去があった。そんなふたりの関係はアフェンがサックス奏者のアハイと駆け落ちしたことで終わっていた。ある日、チェンシュンは美しい娼婦のメイリー(チャン・ペンユー)と出会い、奔放な彼女と恋に落ちる。だが、メイリーはアフェンとは、彼女の携帯電話を拾ったことが縁で電話で身の上話を話す仲だった。アフェンはチェンシュンからメイリーと結婚すると告げられると、弟が自分のことを考えず、自分の知り合いである娼婦と結婚することにショックを受けて姿を消してしまう。物思いに沈みながら彼女が好きだったサックスを吹くチェンシュン。その頃、アフェンは台北から離れた海辺に立ちずさんでいた。

「台北ソリチュード」の解説

弟を盲愛する姉と風来坊のその弟の危うい関係を繊細で淡々としたタッチで描き出した一編。監督・脚本は「熱帯魚」の誘拐犯役で一躍売ったリン・チェンシンで、『浮草人生』『青春のつぶやき』(両作共に96・97年東京国際映画祭で上映)に続く本作が監督第3作。撮影は『青春のつぶやき』のツァイ・チャンホイ。出演は「河」のチェン・シアンチーとリー・カンション、ほか。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1998年3月21日
キャスト 監督リン・チェンシン
出演チェン・シアンチー リー・カンション チェン・シーホアン チャン・ペンユー リン・ジーロン ダイ・リーレン
配給 ぴあ=ユーロスペース
制作国 台湾 日本(1997)
上映時間 118分

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「台北ソリチュード」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2022-07-26 11:03:42

広告を非表示にするには