僕のボーガス 作品情報
ぼくのぼーがす
たった一人の家族である母親ロレイン(ナンシー・トラヴィス)を交通事故で亡くした少年アルバート(ヘイリー・ジョエル・オズメント)は、母の遺言でハリエット(ウーピー・ゴールドバーグ)に引き取られる。二人は共に孤児で、同じ里親に育てられた親友同士だった。結婚や家庭よりも新しい契約を取ることが大事なキャリアウーマンのハリエットは、突然のことにとまどうが、とりあえずアルバートとの共同生活を始める。だが、母がサーカスの一員だったことから、幼い頃から幻想と空想に囲まれて育ったアルバートと、厳しい現実に生きるハリエットではうまくいくはずがない。アルバートは「帰りたい」を連発し、ハリエットはそんな彼を持て余す。ハリエットにとって悩みの種は、アルバートにしか見えないというフランス人の大男ボーガス(ジェラール・ドパルデュー)。彼女には、アルバートが一人ブツブツと呟いているようにしか見えない。しかし、心の壁を作っているのはハリエットも同様で、彼女は素直に愛情を示すことができなくなっていた。ある日、とうとうアルバートは家出して、「空想の世界で迷子になると、二度と戻れない」と言うボーガスの忠告を振り切り、母親のいる空想の世界に入り込んでしまう。途方に暮れるハリエットの耳に、ボーガスの声が聞こえる。彼女の目にもボーガスが見えるようになり、彼と会話を交わすうち、アルバートが彼女にとってかけがいのない存在であることを知った。ハリエットとアルバートの心が通じ合った時、アルバートは知らぬ間に、ボーガスとさよならをしていた。
「僕のボーガス」の解説
母を亡くした少年と彼にしか見えない守護天使の友情を通して、人生の大切な真実を描いた心温まるファンタジー。『ウォンテッド・ハイスクール/あぶない転校生』(V)のジェフ・ロートバーグと、フランシス・X・マッカーシーの原案を、「ジュリア」「普通の人々」で2度アカデミー賞を受賞したアルヴィン・サージェントが脚色。監督には「月の輝く夜に」「オンリー・ユー」のノーマン・ジュイソンがあたった。製作はジュイソン、ロースバーグ、「ティン・カップ」のアーノン・ミルチャンの共同。製作総指揮は「ティン・カップ」のマイケル・ネイサンソン、「クイック&デッド」のパトリック・マーキー、「ブロンクス物語 愛につつまれた街」のゲイル・フレイザー=ベイゲルマン。撮影は「ボーイズ・ライフ」のデイヴィッド・ワトキン、音楽は「アメリカン・プレジデント」のマーク・シャイマン、美術は「007」シリーズのケン・アダム、編集は「オンリー・ユー」のスティーヴン・リヴキン。主演は「フォレスト・ガンプ 一期一会」の名子役ヘイリー・ジョエル・オズメント、「俺たちは天使だ」のジェラール・ドパルデュー、「エディー 勝利の天使」のウーピー・ゴールドバーグ。共演は「ハネムーンは命がけ」のナンシー・トラヴィス、カナダのテレビや舞台で活躍するデニス・マーシャー、歌手のウテ・レンパーほか。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1997年1月25日 |
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キャスト |
監督:ノーマン・ジュイソン
出演:ウーピー・ゴールドバーグ ジェラール・ドパルデュー ハーレイ・ジョエル・オスメント ドニ・メルシェ ナンシー・トラヴィス |
配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
制作国 | アメリカ(1997) |
上映時間 | 112分 |
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