ダブルチーム 作品情報
だぶるちーむ
ジャック・クイン(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)は、2年前までCIAの対テロリスト秘密工作員だったが、今は引退して南仏で美しい妻キャサリン(ナターシャ・リンディンガー)と幸せに暮らしていた。だが、そんな時、クインの長年の宿敵であるテロリストのスタヴロス(ミッキー・ローク)が再び動きだした。スタヴロスに仲間を殺されたクインは、今度限りと任務に戻る。ベルギーのアントワープに兵器ディーラーのヤズ(デニス・ロッドマン)を訪ねて武器を調達したクインは、部下たちを率いて遊園地でスタヴロスを待ち伏せるが、彼が幼い息子と一緒にいる姿を見て銃の引き金を引くことを躊躇してしまう。その瞬間、狙われていることを察知したスタヴロスは反撃に転じ、激しい銃撃戦の結果、スタヴロスの息子は命を落とし、彼は逃亡する。重傷を負ったクインは〈コロニー〉と呼ばれる脱出不可能な孤島に収容された。そこは任務に失敗した世界各国の有能な工作員たちを幽閉し、秘密裏にテロリストの情報分析を行うシンクタンクだった。4ケ月後、スタヴロスの行動分析をしていたクインは、事件現場に残されたメッセージから、キャサリンの身に危険が迫っていることを知る。彼は島を脱出するとヤズから武器を手に入れ、南仏の自宅に急ぐ。だが、そこには息子の復讐を誓うスタヴロスの傭兵たちが待ち伏せしていた。銃弾の雨を辛うじてかわし、何とか敵を倒したクインは、身籠もっているキャサリンを人質に取ったスタヴロスの残した指示に従い、ローマに向かった。事情を知ったヤズも協力を約束する。クインは各国の諜報機関にE‐メールを流し、敵の指示したホテルの前で待った。現れたスタヴロスを各国のエージェントたちが一斉に狙うが、一般人を巻き込んだパニック状態の中、彼はまんまと姿をくらました。ヤズはクインをとある修道院に案内する。その地下では驚くべきことに修道士たちがコンピューターを使ってローマの情報収拾を行っていた。そこへ、キャサリンが収容された病院を示す情報が入ってくる。修道士の案内で古い地下道を通って病院に潜入したクインはついにキャサリンと対面するが、生まれたばかりの赤ん坊は連れ去られていた。クインはヤズはスタヴロスの待ち受けるコロシアムに向かう。2人は地雷と虎の二段構えの罠に連携プレイで立ち向かい、地雷を踏んだスタヴロスは爆死し、コロシアムは炎に包まれた。〈コロニー〉から追ってきたゴールドスミス(ポール・フリーマン)は無事に赤ん坊を取り戻したクインを見逃し、クインはキャサリンの元へ帰った。
「ダブルチーム」の解説
国際的なテロリストと戦う2人の男の活躍を描いたスパイ・アクション。「ハード・ターゲット」でジョン・ウーを、「マキシマム・リスク」でリンゴ・ラムをハリウッドに招いたジャン=クロード・ヴァン・ダムが、今度は「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」シリーズなどでおなじみの香港映画界の巨匠ツイ・ハークと組んだ。激しい銃撃戦から大量の火薬を使った爆発シーン、そして肉弾戦まで、アクションの見せ場がふんだんに盛り込まれている。製作は「マキシマム・リスク」などでヴァン・ダムのパートナーを務めるモシェ・ディアマント。「フィラデルフィア・エクスペリメント」のドン・ジャコビーの原案を、彼とポール・モーンズが脚色。製作総指揮はジャコビーとデイヴィッド・ロジャース。撮影は「金玉満々/決戦!炎の料理人」に続いてツイ・ハーク作品は3本目のピーター・パウ、音楽は「山猫は眠らない」のゲイリー・チャン、美術は「ザ・クラフト」のマレク・ドブロウォルスキー、編集は「マネートレイン」のビル・パンコウ、衣裳は「レオン」のマガリ・ギダシ。スタント・コーディネーターは「デモリションマン」のチャールズ・ピザーニとレミー・ジュリエンヌ、特殊視覚効果監修は「ザ・クロウ」のブルーノ・ヴァン・ズィーフブローク。共演はNBAのスーパースターで、これが映画初出演のデニス・ロッドマン、「ハード・ブレット」のミッキー・ローク、フランスの新星ナターシャ・リンディンガー、「レイダース/失われた聖柩」のポール・フリーマンほか。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1997年10月18日 |
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キャスト |
監督:ツイ・ハーク
出演:ジャン・クロード・ヴァン・ダム デニス・ロッドマン ミッキー・ローク ポール・フリーマン ナターシャ・リンディンガー ヴァレリア・カヴァーリ ジェイ・ベネディクト マリオ・オピナート オルソ・マリア・グェッリーニ パオロ・パオローニ ジェシカ・フォルド マリック・ボーウェンズ ドミニク・グールド パトリック・コデルリエ |
配給 | ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント |
制作国 | アメリカ(1997) |
上映時間 | 93分 |
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