アメリカン・バイオレンス(1996) 作品情報

あめりかんばいおれんす

アメリカ。とある砂漠のハイウェイ。強力掃除機のセールスマン・ドワイヨン(ジョン・サヴェージ)は、実は連続殺人鬼。話を聞いてもらった暇な客たちは、皆砂漠の墓に埋葬される。自殺癖のやまない鬱病青年のジョニー(ルーク・ペリー)は、幼い頃からサディストの兄に虐待され続け、ついに殺人請負人(サム・J・ジョーンズ)を雇うが、相手はなかなか殺してくれないばかりか、兄と一緒に虐待を続ける始末。女主人ヘレン(キャロル・ケイン)が切り盛りする砂漠のカフェテリア・レッズカフェ。失業中の会計士マーティン(エリック・ロバーツ)は、わめき立てる妻子を連れてハイウェイを迷走後、カフェにたどりつくが、財布はカラ、いっそ強盗を思いつく。二人組のイタリア・マフィア、ジーノ(ジョー・ヴィテレリ)とハーブ(ジェームズ・ルッソ)は人質の警官をトランクにつめたまま、カフェへやってくる。同じように黒人ギャング・コンビ、モンドとオマールもカフェへ。銀行強盗カップルのソニーとシンディもやってきた。いわくつきの彼らが期せずしてカフェに結集、誰も気づかないまま、危険が迫る。さて、ドワイヨンは一風変わった女・パティ(ジェニファー・ティリー)と意気投合。なんと彼女は連続セールスマン殺人犯だった。二人が対峙したと同じ頃。ジョニーは兄たちが連れて来た女性を犯して殺そうとするのを見て、決意する。レッズ・カフェ。ジーノらの車のトランクに、人質の警官を発見したハイウェイ・パトロールが、銃を手に店へ飛び込む。次の瞬間、店内にいた彼らは一斉に銃を取り出す。銃声がこだまし、修羅場が展開。マーティンと追ってきた彼の妻は絶叫、だが彼らだけではなぜか無事。その場から立ち去ったマーティンになぜか気力がよみがえる。ジョニーは兄たちを彼らの銃を奪って殺し、女を救い、変わった自身に驚く。そして、ドワイヨンとパティの殺人犯カップルは、ドワイヨンの故人墓地で優雅に踊り続ける…。

「アメリカン・バイオレンス(1996)」の解説

荒涼たるアメリカの砂漠のハイウェイを舞台に、心病んだ人々が織りなす人間模様をオムニバス風に綴った異色作。監督・脚本は新鋭のマイケル・コヴァート。撮影は「ワイルド・サイド」のシード・ミュタレヴィック。出演は「白い嵐」のジョン・サヴェージ、「裏切」のジェニファー・ティリー、「フリーライド」のブライアン・ジェームズ、『ビバリーヒルズ高校白書』のルーク・ペリー、「ケーブルガイ」のエリック・ロバーツ、「カウガール・ブルース」のキャロル・ケイン、「パンサー」のジェームズ・ルッソ、「カジノ」のジョー・ヴィテレリ、「フラッシュ・ゴードン」のサム・J・ジョーンズほか、個性的な脇役俳優が顔をそろえる。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1997年1月18日
キャスト 監督マイケル・コヴァート
出演スコット・プランク メローラ・ウォルターズ ジョン・サヴェージ ブライオン・ジェームズ ジョー・ヴィテレリ ジェームズ・ルッソ ルーク・ペリー ヴォンテ・スウィート アンソニー・リー ウィル・ロッタール ジェシカ・ペレルマン トニー・カレム エリック・ロバーツ ステファン・カスナ サム・ジョーンズ ステイス・ウィリアムソン・マーサ ルアナ・アンダース キャロル・ケイン ジャック・ケラー ロバート・フィールズ チャールズ・ベイリー・ゲイツ トーマス・エリオット ジェニファー・ティリー リランド・クルーク マイケル・カリスキ パトリック・ウォーバートン マイケル・ホース
配給 日本スカイウェイ
制作国 アメリカ(1996)
上映時間 100分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:42

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