続・社長千一夜 作品情報
ぞくしゃちょうせんいちや
九州天草にホテル・パーランドの建設が決った庄司観光の社長啓太郎は、金井常務、木村開発部長、飛田営業部長らを集めて外国人誘致対策をあれこれ練っていた。そんな時ブラジルの二世ペケロ・ドス・荒木が「日本の象徴の富士山麓にもう一つホテルを建てては?」と、もと芸者のワイフ、はるみを連れてやって来た。異論のあろうはずはなく、その日から啓太郎は猛ハッスル、ところが昼と夜の生活は大違いで妻の邦子へのサービスは怠りがちだった。それを知ったペケロはブラジル産の精力剤、ガラナのエキスを提供した。社長宅は、無事円満に落着くかに見えたが、ひょんなことから啓太郎が、かつて関係した芸者和歌代と再会したことで、浮気の虫が騒ぎ出した。和歌代を旅館に引っぱり出し、これからという時秘書の小川から、はるみが失踪したという電話がかかり、楽しみはオジャン。探し廻った結果大阪の鈴子のバーにいるとわかり、駈けつけたが、彼女はもういなかった。はるみは鈴子に、ブラジルのペケロの親類に芸者であったからと、何かとイビられるとコボしていたという。やがてはるみが東京の和歌代の所から芸者に出ていることが判ったが、亭主のペケロは気が気ではない。営業部長の飛田がまたまた「ペケロ夫人が芸者にカムバックしたなら、いっそのこと、新ホテルに一流のゲイシャガールを集め、彼女らの指導をしながら経営に当ってもらおう」との名案を提出。啓太郎は今度こそ仕事という大義名分のもととばかり和歌代の車に乗りこんだ。しかしこの車の後をもう一台の車が追いかけた。その車に妻の邦子が乗っていたことはいうまでもない。
「続・社長千一夜」の解説
前作「社長千一夜」の笠原良三がシナリオを執筆し、コンビの松林宗恵が監督した“社長”シリーズ第二十六作目、撮影はこれが第一作の長谷川清。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:松林宗恵
出演:森繁久彌 久慈あさみ 平田郁人 小林桂樹 司葉子 英百合子 加藤源太郎 黒沢年男 フランキー堺 藤あきみ 加東大介 三木のり平 新珠三千代 原恵子 草笛光子 浦山珠実 佐渡絹代 土屋詩朗 勝本圭一郎 手塚勝巳 桐野洋雄 宮田羊容 坂本晴哉 那須ますみ 赤木春恵 石田茂樹 木浦すみ江 勝部義夫 井上大助 |
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配給 | 東宝 |
制作国 | 日本(1967) |
上映時間 | 88分 |
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