青春とはなんだ 作品情報
せいしゅんとはなんだ
米国留学十年の野々村健介は、英語教師として田舎の高校に赴任した。そこには不良高校生のグループが、激しく対立していた。南日高校の教壇に立った健介は、生きた英語を教えるため、青空のもとで恋愛談議に花を咲かせた。そんな健介の方針に進学組の保夫たちは、非難の声を浴びせた。そんな頃、学校では橘、久保、寺田、吉野の不良グループが、乱闘のさい相手方の旭高校の生徒から時計を奪い、警察沙汰となり、橘が取ったということで、警察に連行された。健介は、うっせきした青春のエネルギーが、不健康に渦まく現状に、暗い気持だった。一方教員の間でも、教頭の勝又派と山角派が強く対立していた。やがて、橘の処分は、退校と決まった。この発表は生徒の間で問題となり、討議を起した。健介は、そんな彼らに運動の喜びを教えるため、自らラグビー部のコーチとなって、久保や寺田を誘った。素直さを取り戻した久保や寺田は、健介に本当に時計を盗んだのはPTA会長の息子の友田だと告げた。橘はヒロイズムから、罪を買って出たという。ある日勝又が監督する野球部がグランドを占領した。デカイツラをする野球部に怒ったラグビー部に、健介は、怒りはギリギリの線までがまんするよう教えた。その頃学校では、男女生徒が二派に別れて橘退校反対署名運動と、貧しいために長期欠席を続ける初子へのカンパ運動を始めていた。初子への資金は集った。だが橘無罪の証明は困難であった。だが久保と寺田が旭高校の番長に渡りをつけ、時計を盗られた佐原を首実験につれ出した。自責の念にかられた友田は、罪を自白した。そして、これを機に学校の黒い霧も晴れ、明るい青春がよみがえった。
「青春とはなんだ」の解説
「夜明けのうた」の山田信夫と「城取り」の舛田利雄が共同でシナリオを執筆、舛田利雄が監督した青春もの。撮影もコンビの横山実。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:舛田利雄
原作:石原慎太郎 出演:石原裕次郎 十朱幸代 高城淳一 須賀不二男 太田博之 根岸一正 吉田毅 中村上治 佐久間三雄 伊藤純一 松島武 渡辺敏和 填杏子 西尾三枝子 浜村純 浜田寅彦 深江章喜 岩上美紀 浜田寅彦 三崎千恵子 桂小金治 河上信夫 殿山泰司 高品格 天草四郎 新井麗子 宮原徳平 紀原土耕 河瀬正敏 野村隆 玉井謙介 重盛輝江 沢井昭夫 堺美紀子 和田美登里 黒田剛 木島一郎 岩手征四郎 赤司健介 |
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配給 | 日活 |
制作国 | 日本(1965) |
上映時間 | 101分 |
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