虹をつかむ恋人たち 作品情報
にじをつかむこいびとたち
銀座の婦人洋装店“アオイ”のお針子美代は、ウィンドーに飾られたミンクのコートを眺めては、それを着て恋人とデートをするのを夢見ていた。が、ある日そのミンクにも買い手がついてしまった。買い主は沢山の会社を持つ実業家山下伸介。美代は、さっそくミンクを伸介のいるホテル・ニューオオタニに届けにいった。ミンクは、伸介の妻昌子への銀婚式の贈り物であった。しかし、伸介が、バーのマダム奈々江と浮気しているのを知った、神介の妻昌子は、届けられたミンクを放りだし弟のデザイナー由紀修平と連れだって志賀高原ホテルへ出かけてしまった。そんな時、伸介のもとに奈々江から誘いの電話がかかってきた。これ幸いと伸介は、ミンクを奈々江にあげることを約束してしまった。長年の夢をやぶられた美代は「浮気の道具になんか使わないで!」と、自分のミンクにたくした夢を伸介につげた。伸介はこの美代の純な夢をこわすまいとミンクを美代にあずけ、奈々江には偽のミンクを贈ることを約束した。一方、自動車修理工として働く北上達也の夢は、金持の女の子を恋人に持つことだった。そんな時、お客の由紀修平からたのまれた真赤なスポーツカーを、志賀高原へ運ぶことになった。志賀高原で偶然出会った美代と修平は、つかの間の恋とは知りつつ、身分をいつわって楽しい一時を過した。が、その間美代のミンクは、自分のミンクが偽物と知った、奈々江によって偽物とすりかえられていた。やがて昌子夫人の出現で、美代の夢は破れ、偽のミンクをめぐって大騒動。が、この騒ぎも、事情を知った奈々江の告白で一段落した。今や夢からさめた美代は、素状を打ち明けた達也と共に、新めて二人の愛を確かめあった。
「虹をつかむ恋人たち」の解説
「あの雲に歌おう」の須崎勝弥と川瀬治が共同でシナリオを執筆「続・図々しい奴」の瀬川昌治が監督した青春もの。撮影は「ひも」の林七郎。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:瀬川昌治
出演:北大路欣也 梓みちよ 益田喜頓 沢村貞子 岡田眞澄 瞳麗子 伊東ゆかり ミッキー・カーチス 芳村真理 三条美紀 中村是好 世志凡太 星美智子 小笠原慶子 木村修 室田日出男 二宮恵子 菅原壮男 打越正八 富士あけみ 大東良 松平峰夫 菅沼正 速水由貴 八方ゆり 潮健児 伊達弘 山田甲一 |
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配給 | 東映 |
制作国 | 日本(1965) |
上映時間 | 92分 |
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