警視庁物語 十代の足どり 作品情報

けいしちょうものがたりじゅうだいのあしどり

多摩川堤の一角で十六歳の高校生、松本みどりの死体が発見された。唯一の手掛りはラバソールの靴跡だけ、早速七人の刑事の活動が開始された。現場附近の聞き込みに行った渡辺、太田刑事は昨夜みどりが学生風の男と歩いていたのを目撃したという人を発見、モンタージュ写真の作成にとりかかった。みどりの友人関係を追求した長田、林、金子刑事は、城北大ボクシング部の木元五郎と高校浪人の宮崎勇の二人がみどりと親しかったことを知った。宮崎は東大を狙う真面目な学生でしかも浪人仲間の原田の証言からアリバイははっきりしていたが、木元は札つきの不良学生でアリバイにも曖昧な点が多かった。しかし、ラバソールの靴跡を較べると木元の足は全然小さく犯人とは断定出来ない。捜査は行詰ったかに思われた時、出来上ってきたモンタージュ写真は宮崎にそっくりであった。原田の証言は頼まれたものと判り、犯行現場の靴跡と寸分違わないラバソールの靴も発見されて、宮崎はついにみどり殺害を自供した。彼は恋人の久美子から妊娠したことを妹のみどりに感付かれたらしいと聞かされ、処置をするまで内証にしておこうとみどりを河原まで誘って頼んだが聞き入れられず夢中で殺してしまったという。宮崎の逮捕と同時に、久美子は自殺した。その後の調査によると意外にも、久美子のは想像妊娠だったのだが性知識に幼い二人はそれを知らず、この悲劇を招いてしまったのである。

「警視庁物語 十代の足どり」の解説

警視庁シリーズの第二一話。スタッフは前作「警視庁物語 ウラ付け捜査」と同じ。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督佐藤肇
出演神田隆 堀雄二 花澤徳衛 南廣 山本麟一 須藤健 大木史朗 河合絃司 北峰有二 小川守 三宅邦子 新井茂子 佳島由季 不忍郷子 小島一郎 内藤勝次郎 佐藤晟也 光岡早苗 五十嵐藤江 岩根正子 田村雪枝 小林稔 砂塚秀夫 岡田敏子
配給 東映
制作国 日本(1963)
上映時間 58分

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「警視庁物語 十代の足どり」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2022-07-26 11:03:51

広告を非表示にするには