日本女侠伝 激斗ひめゆり岬 作品情報
にほんじょきょうでんげきとうひめゆりみさき
与那嶺ゆりは、戦死した両親の意志をつぎ、運送会社を経営していた。ある夜、暴力団岩松組にからかわれていた花売娘を助けたことから、ゆりの母親の郷里新城集落の悲惨な現状を知る。しかし、集落をたて直すためには岩松組のルートを通さねばならない。だが岩松組はスクラップの中に日本軍の九六式榴弾が混っていることを知ると横取りを計画した。そんな時東京の中上組々長中上鉄が岩松組の客分として迎えられたが、岩松の卑劣な手段に反撥していつしかゆりの作業に協力をするようになった。一方、ゆり、中上殺害に失敗した岩松は、中上がパスポート偽造入国であることをMPに密告し、再び新城集落を襲い厳重な強制労働を強いた。中上は、東京から迎えにやってきた子分の秀に東京へは戻らぬ決意を告げ、ドスをふところに単身新城集落へ向う。秀から一部始終を聞いたゆりは、社員の当間をつれ、中上の後を追う。新城集落では岩松組との凄惨な死闘が展開する。当間の犠牲でバリケードを突破した二人は死にもの狂いで岩松を追いつめ、刺した。米軍憲兵隊に連行された二人だが、事件の一切の罪を被った中上はMPによって銃殺された。かなしみにうちしおれたゆりは、沖縄の別れの曲“花風”を愛をこめて無心に舞いつづけた。
「日本女侠伝 激斗ひめゆり岬」の解説
復興途上の沖縄を舞台に、悪徳ヤクザ対主人公与那嶺ゆりの活躍を描く。脚本は「女渡世人 おたの申します」の笠原和夫。監督は「傷だらけの人生」の小沢茂弘。撮影も同作の吉田貞次がそれぞれ担当。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1971年11月19日 |
---|---|
キャスト |
監督:小沢茂弘
出演:藤純子 水島道太郎 大木実 西田良 潮健児 北村英三 南利明 待田京介 紙岡紀美子 菅原文太 天津敏 林彰太郎 有川正治 阿波地大輔 木谷邦臣 宇崎尚韶 白川浩二郎 秋山勝俊 |
配給 | 東映 |
制作国 | 日本(1971) |
上映時間 | 96分 |
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「日本女侠伝 激斗ひめゆり岬」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。