人間の骨 作品情報
にんげんのほね
昭和初年、長篇詩「間島パルチザンの歌」でセンセーションをまき起こした詩人槙村浩は本名吉田豊道、明治四五年高知市に生まれた。二歳から書を読み、十歳の時には来高した久邇宮殿下に世界史の御前講義をするという神童ぶりを発揮した豊道は、中学を卒業する頃から詩を書き始め、軍国主義下の日本で、次第に反戦詩人としての名を高めていく。しかし特高の追うところとなった彼は獄舎(旧高知刑務所)につながれ、その美しい才能と精神を傷めつけられる。病得て、出獄後の昭和十三年、吉道は二八歳で夭折するのだった。
「人間の骨」の解説
高知の生んだ天才反戦詩人槙村浩の生涯を描く自主製作映画。原作、企画、製作はすべて高知で行われ、高知市丸の内にある旧高知刑務所にもロケを敢行している。脚本、監督はマキノ雅弘門下の木之下晃明、撮影は鈴木史郎がそれぞれ担当。主演は高知TV「あかね雲」で売出中の新人佐藤仁哉。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1978年5月11日 |
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キャスト |
監督:木之下晃明
原作:土佐文雄 出演:佐藤仁哉 大関優子 加藤嘉 大泉滉 松田春翠 山本麟一 小倉一郎 南田洋子 |
制作国 | 日本(1978) |
上映時間 | 120分 |
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