花の降る午後 作品情報

はなのふるごご

甲斐典子は夫を亡くして4年間、神戸にあるフランス料理店の老舗・アヴィニヨンを一人で切り盛りしてきた。ある日青年画家の高見が訪れ、自分の個展を開くので絵を貸してほしいと申し出た。ところがこの絵の裏から典子の亡き夫・義直の手紙が見つかりそこには隠し子の存在が記されていた。その頃アヴィニヨンのスキャンダルをめぐってウェイターの秋津、水野、支配人の葉山が突然店を辞めていった。典子が知り合いの中国人・黄健明に相談したところ、荒木幸雄、美沙の賭博やダイヤの密輸で賭ける札つきの夫婦がアヴィニヨンを乗っ取ろうとしていることがわかった。典子は義直の親友で私立探偵の工藤に荒木夫婦の調査を依頼したが、その矢先に運転手の小柴とシェフの加賀が襲われて怪我をした。アヴィニヨンは一時閉店に追い込まれたが、高見の励ましや加賀の努力で再開。しかし、美沙は隣人リードの娘ジルを人質に取り土地を奪おうと企んだが、大胆にも典子は荒木夫婦のクルーザでのパーティに潜り込みジルを助け出した。美沙は義直の隠し子の美加にまで手を出そうとするが、典子は美沙と対決。彼女を説得するとともにその悲しい性を知るのだった。そんな時美加が突然アヴィニヨンを訪ね、典子はその姿を暖かく見守っていたのだった。

「花の降る午後」の解説

神戸を舞台にフランス料理店の女主人と乗っ取りを企む謎の女との闘いを描く。宮本輝原作の同名小説の映画化で、脚本・監督は「「さよなら」の女たち」の大森一樹、撮影監督は「マイフェニックス」の姫田真佐久がそれぞれ担当。主題歌は、カルロス・トシキ&オメガトライブ(「花の降る午後」)。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1989年10月7日
キャスト 監督大森一樹
原作宮本輝
出演古手川祐子 高嶋政宏 夏夕介 室井滋 円広志 小林昭二 黒部進 東銀之介 上田耕一 苅谷俊介 古尾谷雅人 赤座美代子 田村英里子 明日香尚 東恵美子 高品格 梅宮辰夫 桜田淳子
配給 東宝
制作国 日本(1989)

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「花の降る午後」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2022-07-26 11:03:54

広告を非表示にするには