優駿 ORACION 作品情報
ゆうしゅんおらしおん
北海道・静内の牧場主・渡海千造と息子・博正の夢は、名馬をつくりダービーを制覇することだった。そして伝説の名馬ゴドルフィンの血をひく仔馬オラシオンが無事産まれた。和具工業社長の平八郎は二つの悩みを抱えていた。一つは会社の危機で、もう一つは娘の久美子も知らない腹違いの弟・誠の存在だった。しかも腎不全で、父親の腎臓移植が必要なほど重病だった。和具はオラシオンを3千万円で買い、夢を託すことにした。一方、久美子はオラシオンの馬主となり、弟と知らされた誠の見舞いに通った。やがてオラシオンは博正の手を離れ、大牧場へと移された。本格的な調教を受けるためだ。一時は脚のケガで競争馬生命を危ぶまれたが、奇跡的に回復していった。和具平八郎、久美子、誠、渡海父子、それぞれの夢がオラシオンに託されていた。そしてオラシオンは見事デビュー戦で優勝。誠はこの晴れ姿を見れずに死に和具は会社を買収され、渡海も胃ガンでダービー直前に息を引きとった。ケガの後遺症が心配だったオラシオンだが、ダービーで優勝、和具は久美子、博正と共に、牧場を始めることにした。
「優駿 ORACION」の解説
一頭のサラブレッドをめぐる牧場主や馬主、調教師、厩務員、騎手などさまざまな人人の生き様を描く。宮本輝原作の同名小説の映画化で、脚本はTV「ここの岸より」の池端俊策が執筆。監督はこれが第一作となるTV「北の国から」の杉田成道、撮影は「密約 外務省機密漏洩事件」の斎藤孝雄がそれぞれ担当。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1988年7月23日 |
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キャスト |
監督:杉田成道
原作:宮本輝 出演:斉藤由貴 緒形直人 吉岡秀隆 加賀まりこ 吉行和子 林美智子 平幹二朗 石坂浩二 加藤和宏 掛田誠 水野なつみ 餅田昌代 当山マイラ恵子 松野健一 早川純一 モハメッド・シリマン 石橋凌 根本康広 下絛正巳 田中邦衛 三木のり平 緒形拳 仲代達矢 |
配給 | 東宝 |
制作国 | 日本(1988) |
上映時間 | 128分 |
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