P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2022-10-01
主演のジャン=ポール・ベルモンドと併せてジャン=リュック・ゴダール監督自身の追悼番組で放映された本篇,〈勝手にしあがれ〉同様のアンチヒーローを演じる。ヒロインの恋人はセシル・セバーグでは無くアンナ・カリーナだが…。ミュージカルcomedyめいたメタcinemaなstyleは独自の異化効果の連続ではぐらかされパロディ満載!既成映画の文体,話法を覆す斬新な手法の音と映像だ
きちがいぴえろ
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主演のジャン=ポール・ベルモンドと併せてジャン=リュック・ゴダール監督自身の追悼番組で放映された本篇,〈勝手にしあがれ〉同様のアンチヒーローを演じる。ヒロインの恋人はセシル・セバーグでは無くアンナ・カリーナだが…。ミュージカルcomedyめいたメタcinemaなstyleは独自の異化効果の連続ではぐらかされパロディ満載!既成映画の文体,話法を覆す斬新な手法の音と映像だ
そして今回名画座の老舗・早稲田松竹ゴダール監督特集で「勝手にしあがれ」との夢の併映!POPなタッチの作品には意外にもオーギュスト・ルノワールやPicassoの名画も!引用やパロデイ、映像collage,音の切断に依る異化効果等technique満載で
名画座でイエージ・スコモリスキ監督の「早春」を観た…。映画館の壁にはキネ旬の解説文が貼られ山田宏一評には本編との色彩連関の記事が在ったー。ハロウィーン特集の中でTV視聴した「ブラック・フェアリー」何かも凝った色彩設計が感じられたが、上記作品には原色の赤色が特記される、剥げた壁を赤く塗り替えたり、消火装置の朱が目立ったり、そんなプールサイドのラストシーンが衝撃的で。ゴダール監督の本編では狂気に為ったジャンポール・ベルモンドのフェイス・ペインテイングの原色がサイケデリックだった