P.N.「太陽神は、焼き尽くす炎、」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2022-04-25
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
監督のかなりの、趣味嗜好が、反映されているので、監督が好みそうな役者を揃え、見栄えはするが、少し、内容は、退屈な作品。
美男美女を神話風に盛り込んだ作品的に鑑賞するならよいかも?
神話をベースに作られているので、ある程度のクオリティを保ってはいるが俳優頼みは否めない。
やはり、王女メディアのマリア・カラスが必要なのは疑いの余地はない。
全体的に映画と言うより、舞台をどうにか映画に仕上げた作品。
アジア・中東を始め日本人の歌声も使用され演出的にはいいが、使用する場目と合ってないのが残念。
舞台にするには足りなく、映画にするにも足りない点を如何に補うかだろう。
マリア・カラスあっての引き締まる感。
王女メディアの設定もかなり脚色される。
詰まるところ、誠心誠意を尽くした王女メディアを裏切ったのだから、得たものはすべて焼き尽くされる。
ただ、愛した人以外は残し、人間の不信心を浮き彫りにする作品。
何事も、不信心は、敗者への道。
一切の、疑いを排した者こそ勝利の道を歩む太陽のように明らかな真理。