ザ・ライダー 作品情報

ざらいだー

バリー・シーン(本人)は、イギリスのナンバーワン・ライダーだ。その彼が82年7月28日の500ccイギリスGP(グランプリ)で大クラッシュに見舞われた。日本の二輪の大手メーカーは、自社の販売戦略上、新しいレーシングチーム《アサマ》を結成し、専属のライダーを選定することになった。そこで選ばれたのが、事故から立直ったバリーと、日本の天才ライダー、マサオ・ヤマシタ(トシヤ・イトー)、それに若手のロン・ハリス(ギャバン・オーヒーリ)の3人だ。抜群の性能をもつマシーン《ASAMA-X500》をテストしたヤマシタはチーム入りを決めた。バリーも、熱心な誘いにOKした。バリーは《スズキ》、ロンとヤマシタは《ホンダ》をスポンサーに、彼らはいよいよGPに出場することになった。バリーは、長年の宿敵トラウス・パシフィック・チームとの対決にファイトを燃やしていた。83年500CC世界GP戦の開幕。下馬評は《アサマ》が優勢との声が高かったが、主戦マイク・ロックウッド(ジェフ・ハーディング)をトップとするトランス・パシフィック・チームも激しい闘志に燃えていた。結果、バリーが第一戦に優勝、2位はロンと《アサマ》チームが決めた。世界GP戦の第2ラウンドが行なわれようとしていた。ヤマシタを妻ミカ(サヨ・イナバ)が声援する。彼女もサイドカー・レースのライダーだ。プレイボーイのロンの新しい恋人ジョアンナ(カロリーヌ・エヴァンズ)は、パシフィック・チームのエース、ロックウッドのガールフレンドだったのを奪ったのだ。第2戦は、ロックウッドが優勝。《アサマ》チームは不振に終わった。世界GP戦も中盤に入ってきた。パシフィック・チームは新車で出場。刺激を受けた《アサマ》チームに、しばらくして新車が提供された。GP戦もいよいよ、大づめとなり、決勝戦を迎えた。白熱したレースが展開されるが、途中、ヤマシタが事故を起こし病院に運ばれた。生死にかかわる事故だ。レースの結果は、バリー・シーンの優勝となった。

「ザ・ライダー」の解説

最も危険な職業といわれているモーター・スポーツのレーサー達が最高の500ccロードレース世界GP(グランプリ)戦に挑む姿を描く。製作はフェリシティ・ヒベルディン、監督・原案はジョー・マソット、脚本はフェリシティ・ヒベルディン、撮影はアレック・ミルズ、音楽はロジャー・テーラー、デュラン・デュラン、クイーン、ザ・フィックス、モーター・レーシング・アドバイザーはジュリアン・セドンが担当。出演はバリー・シーンなど。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1984年8月24日
キャスト 監督ジョー・マソット
出演バリー・シーン ギャバン・オハリー トシヤ・イトー ステファーニ・マクラーン サヨ・イナバ カロリーヌ・エヴァンズ ヒロライン・エヴァンズ ジェフ・ハーディング
配給 日本ヘラルド映画
制作国 イギリス(1984)
上映時間 101分

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最終更新日:2022-07-26 11:04:00

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