男たちの危険な午後 作品情報
おとこたちのきけんなごご
50年代のある夏の日。アメリカ、ウィスコンシン州ラスコス。高校を卒業した3人組ティム(ジェイソン・ロンドン)、ジョー(ヨナ・ブレックマン)、デイヴィッド(デイヴィッド・アークウェット)はダークスーツにサングラス姿できめて、近隣の町、ミネソタ州カレドニコへ繰りだす。実は彼らは世間をあっと驚かせるいたずらの計画を練っていたのだ。しかし彼らは知らなかったが、偶然にも同時刻に銀行強盗を企む犯罪者の二人組、フロレンス(ミッキー・ローク)とレオン(スティーブン・ボールドウィン)がいたことが、彼らの運命を狂わせた。9:50。銀行の前。車から走り出たジョーとデイヴィッドは、佇むティムをいきなり取り出した銃で撃ち、路上に倒れた彼をボンネットに叩き込んで走り去る。いつもは平穏な町は大騒ぎになるが、実は銃は空砲で、三人はこの発砲騒ぎをニュースで聞いて楽しみたかっただけだったのだ。ところが隠れ家の小屋で車から出てきたのはティムではなくレオンだった。格好が同じだったために二人は間違えたのだが、これが命取りとなった。不測の事態に逆上するレオンは二人を銃で脅して拷問する。一方、ティムはフロレンスに捕まり、命と引き替えにレオンの代わりに偽装強盗の片棒を担がされる。夕刻、銀行に入ったティムは、フロレンスらと気脈を通じていたパティ(シェリル・リー)という若い女事務員を人質に、金を奪って逃れる。パティはティムに自分はたまたまあそこに居合わせただけで、キャロルというのが本名だと語る。混乱するティムになぜかセックスを迫り、強引に彼の童貞を奪うキャロル。フロレンスが落ち合う先の件の小屋に向かうと、錯乱したレオンが待っていた。フロレンスは邪魔なレオンともどもデイヴィッドとジョーを無情にも殺す。ティムは撃たれながらもフロレンスを倒した。傷つき、友を失い悲しみに沈むティムをキャロルは慰めるが、駆けつける警官隊を尻目に、金を持って貨物車に乗り込んで去って行き、ティムだけが後に残された。
「男たちの危険な午後」の解説
卒業記念に世間を騒がせるいたずらを実行した若者たちが、本物の銀行強盗事件に巻き込まれる異色サスペンス。監督はポール・ワーナー、製作はエドワード・ベイツ、エグゼクティヴ・プロデューサーはジェイ・コーエン、撮影はマーク・J・ゴードン、音楽はハミー・マン、編集はスティーヴ・ナーヴィス、美術はアンドリュー・プレクト、衣装はエレナ・バラノヴァがそれぞれ担当。出演は「フリーライド」のミッキー・ローク、「スリーサム」のスティーブン・ボールドウィンとデイヴィッド・アークウェット、「バック・ビート」のシェリル・リー、『新ハリウッド・ナイトメア』(V)のヨナ・ブレックマン、「ボーイズ・ライフ」のジェイソン・ロンドンほか。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1995年10月28日 |
---|---|
キャスト |
監督:ポール・ワーナー
出演:ミッキー・ローク スティーブン・ボールドウィン シェリル・リー デイヴィッド・アークエット ヨナ・ブレックマン ジェイソン・ロンドン |
配給 | 日本ビクター |
制作国 | アメリカ(1995) |
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「男たちの危険な午後」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。