少しの愛だけでも 作品情報
すこしのあいだけでも

衝動的な殺人を犯した男が、自らの半生を精神科医に語る。両親の愛情を感じられずに少年時代を過ごした彼は、結婚後、妻の愛を失うことを恐れるがあまり、無理な借金を重ね、次第に窮地へ追いつめられていく。
「少しの愛だけでも」の解説
ニュー・ジャーマン・シネマを牽引し、1982年に37歳で急逝したライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督による日本劇場未公開作。他者から愛され、認められたいという想いから、過剰な献身と労働に身を投じ、精神的に追い詰められてゆく青年の姿を通して、愛という名の“支配と搾取”を暴き出すヒューマンドラマ。ファスビンダーの全キャリアの中で最も私的な作品と評され、彼自身の過酷な少年時代が色濃く投影されている。さらに巨匠ダグラス・サーク監督などのハリウッド・メロドラマからの影響も窺い知れ、テレビ映画として制作されながら、その冷徹な人間描写が高く評価された。出演は「ベルリン・アレクサンダー広場」のヴィートス・ツェプリヒャール、「シナのルーレット」のアレクサンダー・アラーゾン。また、ファスビンダーの元妻のイングリッド・カーフェンも出演。撮影はファスビンダー作品を多く手がけたミヒャエル・バルハウス。ミュンヘンの地下鉄や工事現場などの灰色のインダストリアルな空間と色鮮やかな花束や家具のコントラストが鮮烈な印象を残す。2026年11月13日よりBunkamuraル・シネマ渋谷宮下 特集企画「ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー ラブ&デスペア」にて上映。
公開日・キャスト、その他基本情報
| 公開日 | 2026年11月13日公開予定 |
|---|---|
| キャスト |
監督:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
脚本:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー 原作:クラウス・アンテス クリスティアーネ・エルハルト 出演:ヴィートス・ツェプリヒャール エルケ・アーベルレ アレクサンダー・アラーゾン |
| 配給 | アイ・ヴィー・シー |
| 制作国 | 西ドイツ(1976) |
| 年齢制限 | PG-12 |
| 上映時間 | 105分 |
| 公式サイト | https://ivc-tokyo.co.jp/fassbinder2026/ |
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