山人(やまんど)-縄文の響きが木霊する- 作品情報

やまんどじょうもんのひびきがこだまする

福島県奥会津地方の集落に、山を知り尽くした“山人(やまんど)”がいる。昭和28年生まれの菅家藤一さんは、一年を通じて山に入り、自然を壊すことなく、山の恵みに生かされて暮らしている。それは、縄文時代から受け継がれてきた暮らしの作法。そこには、私たちが持続可能な未来を実現するための羅針盤があった。福島県西部に位置し、尾瀬を源流とする只見川沿いにある山間の町・三島町。古くから会津桐の産地として知られる日本有数の豪雪地帯に10万人が暮らす。山の植物を使って生活道具のカゴやザルを編む古くからの手仕事は、今も多くの村人たちに受け継がれ、“奥会津編み組細工”として国の伝統的工芸品に指定されている。山国ならではの美しい景観を保ち、“日本で最も美しい村連合”にも加盟。菅家さんが暮らす間方地区は、そんな町の中心から12キロ離れた場所にあり、26世帯、48人が暮らす。春はゼンマイ、ワラビ、ウド、ミズナ、ウルイ、コゴミ、アサツキなど、多彩な山菜が芽吹く。採取場所は、集落近くの道沿いから急峻な山奥まで広範囲に亘る。“全部は採らないで、必ず残しておく。そうすることで毎年、途絶えることなく良い山菜が採れる”と、菅家さん。6月、2ヵ月に及ぶ山ブドウの採取が始まる。山ブドウの樹皮を使った籠などの編み組細工(生活雑貨)を作る。同じ場所に育っても、成長の度合いは様々。菅家さんは“何十年も風雪に耐えて育った山ブドウに感謝を込めて採取している”と語る。“狩猟は文化だ”という菅家さんだが、害獣駆除で無分別に熊を殺すことに心を痛め、“熊が絶滅するかもしれない”と山奥での熊狩りをやめた。美味の山鳥も、絶滅を避けるために雌鶏は撃たない。狩猟解禁前には、鳥獣供養を欠かさない。今まで多くの弟子を育ててきた菅家さんは現在、編組み職人を目指して三島町に移住した二人の若者を育てている。二人とも自分で作った製品を販売できるまで腕をあげた。

「山人(やまんど)-縄文の響きが木霊する-」の解説

「若者は山里をめざす」「山里は持続可能な世界だった」に続き、農業をテーマに作品を発表してきた原村正樹が手掛けた“山里3部作”完結編となるドキュメンタリー。福島県奥会津地方の集落に暮らす“山人(やまんど)”菅家藤一さんの自然に寄り添った日々を見つめる。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2026年3月28日公開予定
キャスト 監督原村政樹
出演菅家藤一
配給 アグリシネマ
制作国 日本(2025)
上映時間 74分
公式サイト https://yamando-agri-cinema.com/

(C)2025アグリシネマ

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最終更新日:2026-03-07 02:01:48

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