ホルモンズ 作品情報

ほるもんず

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〈憂鬱な警官〉スコットランドの孤島。顔に火傷の痕を持つうつ状態の警官エルロイが、ひとりの少女の失踪事件を捜査している。少女の母は平然とした様子で証言する。やがて突如少女が姿を現すが、母と娘は同一人物だった。母は娘になりきり、島の誰もがその真実に気づかない。エルロイもまた、深い抑うつの霧に囚われ、現実と虚構の境界を見失ってゆく……。〈先史時代のキャバレー〉アイスランド・アルナルスタピのキャバレー。ひとりのマダムがまるで生きているかのような不思議な内視鏡カメラを手にする。そのレンズは、彼女自身の身体の奥深くへと向けられる。舞台後方のスクリーンには、その旅の映像がリアルタイムで映し出される……。〈乳の露出狂の思い出〉乳を見せる人が、自分の乳とそれを見る人々について語り始める。自分の乳とそれを見る人々について語り始めた人が、自分の乳を見せつける……。〈処女はまだ生きているのか?〉英国に伝わるもうひとつのジャンヌ・ダルク伝説。ジャンヌは火刑で死んではいなかった。彼女の目は焼かれ、英国の軍馬によって処女を奪われたという。その後、ジャンヌは死にきれぬ魂として戦場を彷徨い続ける。屍のあいだを彷徨い、命の気配を嗅ぎ分ける。彼女が探しているのは、まだ穢されていない生きた処女……。〈フェミニズム 突風 そして政治〉ある女性が自分の内なる悪魔と対峙する……。〈ホルモンの聖母様〉週末の田舎の別荘。ふたりの女優が舞台の稽古を重ねている。森を散歩していたひとりが、地中から奇妙な“何か”を掘り起こす。それは穴も手足もない、アザラシほどの大きさの肉塊。毛に覆われ、ぬるりとした肌を持ち、音を立てて呼吸をしているだけの存在だった。この名もなき生き物は、やがてふたりの欲望と執着の対象となってゆく。しかし、それが「ホルモンのマリア」であることをふたりはまだ知らない……。

「ホルモンズ」の解説

“映像詩人”“映像の錬金術師”と称されるフランスの異端監督ベルトラン・マンディコによる短編集。「憂鬱な警官」「先史時代のキャバレー」「乳の露出狂の思い出」「処女はまだ生きているのか?」「フェミニズム 突風 そして政治」「ホルモンの聖母様」の6本から構成。出演は「エンジェル、見えない恋人」のエリナ・レーヴェンソン。特集上映「ベルトラン・マンディコ特集 ピンク・ネオン・アポカリプス」にて上映。

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公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 10月4日(土)シアター・イメージフォーラムにて開催
キャスト 監督ベルトラン・マンディコ
出演エリナ・レーヴェンソン
配給 グッチーズ・フリースクール(提供:JAIHO)
制作国 フランス(2013)
上映時間 82分

予告編動画

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最終更新日:2025-09-16 12:59:08

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