クリスマス・キャロル(1992) 作品情報

くりすますきゃろる

今から150年程前、スクルージ&マーリー商会を経営するケチで悪辣なスクルージ(マイケル・ケイン)は、近所でも悪評高い金貸しの男。忠実な経理士ボブ・クラチット(カエルのカーミット/操演・スティーヴ・ウィットマイア)ら使用人を安月給でこき使い、久しぶりに訪ねてきた甥のフレッド(スティーヴン・マッキントッシュ)には素っ気無く、寄付金を募りに来た紳士たちをけんもほろろに追い返す。クリスマス・イヴの晩、彼の許へ7年前に死んだかつてのパートナー、マーリー兄弟の亡霊が現われ、今までの行いを悔い改めるよう迫り、今夜3人の幽霊が現われると告げた。その予告の通り時計が1時を打った時、第1の亡霊が現われスクルージを過去の世界へと誘う。依怙地でガリ勉だった少年時代、初めて勤めた工場、親切な雇い主フェジウィッグ氏(熊のフォジー/操演・フランク・オズ)、彼の1人娘ベル(メレディス・ブラウン)との失恋…。様々な思い出に涙するスクルージ。2時になり第2の亡霊が現われ、スクルージは自分の家族に会わせてくれと頼む。スクルージは甥フレッドの家へと飛び、そこで自分が一番嫌われていることを知る。使用人クラチットの家では、貧乏ながら健気に夫を支える妻エミリー(ミス・ピギー/操演・フランク・オズ)、病身の末息子ティムの姿を垣間見、後悔の念に襲われる。最後の亡霊がやってきてスクルージの未来を彼に見せる。幼いティムが死に、自分の名前も墓石に刻まれている。そして、自分の死を大勢の人々が喜んでいる!_スクルージは亡霊に今までの悪行を悔い、未来を変えてくれとすがりつく。亡霊が消え我に帰ったスクルージはすっかり心を入れ替え、町の貧しい人々に次々とプレゼントを配る。そして死なずに済んだティムの無事を喜び、ボブの給料アップを約束、人間が共に助け合う素晴らしさを実感するのだった。

「クリスマス・キャロル(1992)」の解説

チャールズ・ディケンズ原作の名作『クリスマス・キャロル』を、マペットのキャラクターを出演させ映像化した作品。人気テレビ番組「セサミストリート」「マペット・ショー」などでおなじみのマペットが登場する。監督はマペットの生みの親ジム・ヘンソンの息子ブライアン・ヘンソン。エグゼクティヴ・プロデューサーは「ハウスシッター 結婚願望」のフランク・オズ。製作はヘンソンとマーティン・G・ベーカー。脚本はジェリー・ジュール。編集はマイケル・ジャブロウ。撮影はジョン・フェナー。美術はヴァル・ストラツォヴェック。音楽は「スター誕生(1976)」のポール・ウィリアムス(原曲はマイルズ・グッドマン)が担当。マペット操演はフランク・オズはじめスティーヴ・ウィットマイア、デーブ・ゴールズ、ジェリー・ネルソンら。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1993年11月27日
キャスト 監督ブライアン・ヘンソン
原作チャールズ・ディケンズ
出演マイケル・ケイン Kermit The Frog Miss Piggy The Great Gonzo Rizzo The Rat Fozzie Bear スティーヴン・マッキントッシュ Meredith Braun
配給 ブエナ ビスタ インターナショナル ジャパン
制作国 アメリカ(1992)
上映時間 86分

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最終更新日:2022-07-26 11:04:01

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