英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2024/25 ロイヤル・オペラ「ワルキューレ」 作品情報
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不幸な結婚をしているジークリンデ(ナタリア・ロマニウ)のもとに、敵に追われた男ジークムント(スタニスラス・ド・バルベラク)が逃げ込んでくる。二人はすぐに惹かれ合うが、彼は彼女の生き別れとなっていた双子の兄だった。ジークリンデは夫フンディングに眠り薬を盛り、ジークムントは家にあるトネリコの木に突き刺さった剣を引き抜く。こうして兄妹は、禁断の愛で結ばれる。この展開は元々、神々の長ヴォータンが意図したことであったが、結婚の女神であり、ヴォータンの妻であるフリッカの猛烈な反対に遭う。ヴォータンは戦乙女ワルキューレである愛娘ブリュンヒルデ(エリザベート・ストリード)が彼の命令に背いてジークムントの命を救おうとしたことを罰して、彼女を炎で囲んで眠りにつかせる。
「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2024/25 ロイヤル・オペラ「ワルキューレ」」の解説
英国ロイヤル・オペラの舞台を、インタビューや特別映像を交えて映画館で上映する『英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ 2024/25』の一本。英国ロイヤル・オペラは2023年に19年ぶりとなるワーグナーの四部作『ニーベルングの指環』(リング・シリーズ)をスタート、序夜《ラインの黄金》を上演した。アントニオ・パッパーノ指揮、バリー・コスキー演出のこの舞台は、現代社会への警鐘として強烈なメッセージを放ち、大きな話題を呼んだ。そんななか、全四作の物語の核となる第二作《ワルキューレ》がついに登場。演出のコスキーは、自身の生まれ故郷オーストラリアで発生した悲惨な山火事の光景を舞台に反映させた。真っ黒に焼けて炭化した運命の木トネリコは痛ましく、神々の長・ヴォータンの娘である戦乙女(ワルキューレ)たちが集める死せる勇者たちも、同様に無惨な姿で描かれる。また《ラインの黄金》に象徴的に登場した全裸の老女――大地の女神エルダ(歌手とは別に俳優が演じた)も、今作では歌う場面こそないが、痛めつけられた大地の象徴として、また狂言回しのような存在として随所に登場する。出演は神々の長ヴォータン役は前作に続きクリストファー・モルトマンが務める。パッパーノ渾身の指揮による名場面「ワルキューレの騎行」も聴き逃せない。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2025年9月5日公開予定 |
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キャスト |
監督:ピーター・ジョーンズ
出演:クリストファー・モルトマン エリザベート・ストリード ナタリア・ロマニウ スタニスラス・ド・バルベラク ソロマン・ハワード マリーナ・プルデンスカヤ マイダ・フンデリング ケイティ・ロウ リー・ビセット クレア・バーネット=ジョーンズ キャサリン・カービー アリソン・ケトルウェル モニカ=エヴェリン・リーヴ ロンダ・ブラウン イローナ・リンスウェイト |
配給 | 東宝東和 |
制作国 | イギリス(2025) |
上映時間 | 312分 |
公式サイト | https://tohotowa.co.jp/roh/movie/?n=die_walkure2024 |
Die Walküre (C)2024 Sebastian Nevols (C)2025 Monika Rittershaus
予告編動画
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