サターン・ボウリング 作品情報
さたーんぼうりんぐ

アルマン(アシル・レジアニ)は野獣のように街を徘徊し、時々働くクラブ「ル・カルゴ」の外にある他人の車に寝泊まりしていた。ある日、警察官である異母兄弟のギヨーム(アリエ・ワルトアルテ)が父親の死を告げに現れる。彼らの父親はボウリングが趣味の熱心な大物ハンターで、ボウリング場「サターン・ボウリング」をギヨームに残していた。疎遠になっていた弟と和解するため、ギヨームはアルマンにボウリング場を経営するチャンスを与え、父のアパートに引っ越すことを提案する。自分を捨てた父親への憎しみから距離を置いていたアルマンだったが、彼が店を仕切るようになるや否やすぐに問題が発生する。父の狩猟仲間の大所帯にボーリング場に頻繁に出入りするのをやめるよう要求したのだ。一方、猟師たちは、動物愛護活動家のスアン(Y・ラン・ルーカス)にメディアで挑発され、暴力事件になりかけたところをギヨームによって阻止される。偶然に出会ったギヨームとスアンがロマンスを育む最中、地元の墓地から複数の死体が発見され、若い女性を狙った連続殺人が進行中だとわかるが......。
「サターン・ボウリング」の解説
「ボルドーに囚われた女」が2024年・第77回カンヌ国際映画祭監督週間にて上映され高い評価を得たパトリシア・マズィ監督によるスリラー。亡き父のボウリング場を引き継いだギヨームとその異母弟のアルマン。父親の罪によって取り返しのつかない傷を負った兄弟のまわりで、若い女性を狙った連続殺人事件が発生する。出演は「彼女のいない部屋」のアリエ・ワルトアルテ、パトリシア・マズィ監督作「ポール・サンチェスが戻って来た!」「ボルドーに囚われた女」にも出演したアシル・レジアニほか。アンスティチュ・フランセ東京にて開催の特集『映画批評月間―フランス映画の現在をめぐって2024―』上映作品。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト | 監督:パトリシア・マズィ |
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配給 | サンリスフィルム |
制作国 | フランス=ベルギー(2022) |
上映時間 | 114分 |
公式サイト | https://senlisfilms.jp/lineup/1414/ |
(C)Ex Nihilo - Les Films du fleuve - 2021
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