アイム・スティル・ヒア 作品情報

あいむすてぃるひあ

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1970年代、軍事政権下のブラジル。元国会議員ルーベンス・パイヴァ(セルトン・メロ)とその妻エウニセ(フェルナンダ・トーレス)は、5人の子どもたちと共にリオデジャネイロで穏やかな日々を過ごしていた。ところがスイス大使誘拐事件を契機に、国の空気は一変。抑圧の波が広がるなか、ある日、ルーベンスは軍に逮捕され、そのまま連行されてしまう。愛する夫を突然奪われたエウニセは、必死にその行方を追うが、その過程で彼女自身もまた軍に拘束され、数日間にわたる過酷な尋問を受けるのだった。極限の状況のなか、沈黙を貫きながら夫の行方を捜し続けるエウニセ。自由を奪われ、愛する人の消息も知らされぬまま、それでも彼女は諦めることはなかった。夫の名を呼び続けたその声は、やがて静かに、しかし確かに、歴史を動かす力へと変わってゆく……。

「アイム・スティル・ヒア」の解説

1971年、ブラジルの元国会議員ルーベンス・パイヴァが軍事政権によって誘拐された実在の事件を基に「モーターサイクル・ダイアリーズ」のウォルター・サレス監督が映画化。ブラジル映画として史上初めてアカデミー作品賞にノミネートされ、国際長編映画賞を受賞。出演は、本作で第82回ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞したフェルナンダ・トーレス、「トラッシュ! この街が輝く日まで」のセルトン・メロ、「セントラル・ステーション」のフェルナンダ・モンテネグロ。

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公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2025年8月8日
キャスト 監督ウォルター・サレス
原作マルセロ・ルーベンス・パイヴァ
出演フェルナンダ・トーレス セルトン・メロ フェルナンダ・モンテネグロ
配給 クロックワークス(提供:クロックワークス=プルーク)
制作国 ブラジル=フランス(2024)
年齢制限 PG-12
上映時間 137分
公式サイト https://klockworx.com/movies/imstillhere/

(C)2024 VideoFilmes/RT Features/Globoplay/Conspiração/MACT Productions/ARTE France Cinéma

予告編動画

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「大型画面」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2025-09-05

いい映画でした! 傑作と評していいでしょう。最近鑑賞した中ではピカイチの出来だと思います。私はこの手の骨太な作品が大好きです。この映画を見た後、ある作品を思い出しました。映画「ミッシング」。もちろん石原さとみ主演の日本映画ではありません。1982年公開のコスタ・ガブラス監督作品、カンヌ国際映画祭最高賞パルムドールを受賞し、アカデミー賞脚色賞も獲得した傑作です。

時の政権によって、ある日突然当たり前のように続いていた平穏な暮らしが壊されていく恐怖感ときたら…。愛する夫の行方もわからず、妻や娘まで投獄監禁され、釈放された後も四六時中監視と尾行が続く日常。ホント怖い。怖すぎる。蔵のある街でノー天気に花火打ち上げてる場合じゃねえぞ!(笑)。

こういう映画に出会う度に思う…映像は力なり!と。
そしてこうした史実を映画にできるブラジルという国の映画界がうらやましいぞ。日本映画でこれほどまで政治色の強い骨太作品が最近あっただろうか。

2025年公開の外国映画TOP5に推したい素晴らしい作品です!

最終更新日:2025-10-03 02:00:02

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