悪いことしましョ!(1968) 作品情報
わるいことしましょ
スタンリー(ダドリー・ムーア)はロンドンにある食堂のコック。彼はウェイトレスのマーガレットに片想い。悩みに悩んだ末、思いあまった彼は、遺書を書き、首をつろうとしたが、失敗に終わった。そこへ悪魔のスピゴット(ピーター・クック)が現れ、魂を売るなら、7つの願いをかなえてやるという。早速スタンリーは悪魔と契約を結んだ。彼の最初の望みは能弁になることだった。インテリ男となったスタンリーはマーガレットの心をとらえたが、最後の一線は越えられなかった。2番目の望みは億万長者になること。願いは叶ったがマーガレットの浮気で幸福の夢は破れた。悲観したスタンリーはスピゴットの家に泊めてもらった。すると翌朝、色欲の化身ともいえるグラマー娘ラスト(ラクェル・ウェルチ)が彼のベッドに食事を運んできた。だが彼女も高嶺の花。スタンリー第3の望みは人気歌手になること。全女性のアイドルとなり、マーガレットも彼になびいたが、ドタン場で彼の上をいく新人にさらわれてしまった。このように悪魔スピゴットが、懸命にスタンリーの望みをかなえてやっても結果は裏目に出るばかり。スタンリーの欲求不満はつのるばかりだった。そこでスピゴットは今度はマーガレットを人妻にしスタンリーの愛人という形で結びつけた。だがこれもダメ。そして最後の望みとして、マーガレットと自分を、心のやさしい親切な人間にして欲しいと願った。すると悪魔のスピゴットは、なんと2人を尼僧に変えてしまった。ここで、ようやく自分の愚かさを自覚したスタンリーは、魂売却の契約書をとり返し、本来のコックの姿に戻っていった。
「悪いことしましョ!(1968)」の解説
イギリス出身でTVで活躍のピーター・クックと、同じくイギリス出身で俳優、作曲家として活躍しているダドリー・ムーア共同執筆のストーリーにより、ピーター・クックが脚色、「いつも2人で」のスタンリー・ドーネンが製作・監督したコメディ。撮影はオースティン・デンプスター、音楽はダドリー・ムーアが担当した。出演は、ストーリーを書いたピーター・クックとダドリー・ムーア、「空から赤いバラ」のラクェル・ウェルチほか。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:スタンリー・ドーネン
出演:ペーター・コック ダドリー・ムーア エリナー・ブロン ラクウェル・ウェルチ マイケル・ベイツ バーナード・スペアー Parnell McGarry アルバ Barry Humphries Daniele Noel ロバート・ラッセル |
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配給 | 20世紀フォックス |
制作国 | アメリカ(1968) |
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