蔵のある街 作品情報
くらのあるまち

岡山県倉敷市に暮らす高校生の蒼、紅子、祈一は小学校からの幼なじみ。絵が好きで天真爛漫だった紅子に、蒼はほのかな思いを抱いていた。ある日、蒼と祈一は、紅子の兄で自閉スペクトラム症のきょんくんが、神社の高い木の上で大声で叫んでいる所に出くわす。紅子は、きょんくんは「幼い頃に家族で見た打上花火を見ている」と話す。兄を木から降ろそうと無茶をする紅子を止めようとした蒼は、とっさに「今度、ここで打上花火を見せちゃる」ときょんくんに約束してしまう。きょんくんを無事に木から降ろし、得意がる蒼だったが、紅子は「蒼と祈一のあほ!」と叫んで立ち去ってしまう。後日、神社で再会した紅子は、目に涙を浮かべながら蒼と祈一に怒りをぶつける。母が家を出てから、酒浸りの父と兄を支えてきた紅子にとって、打上花火は家族4人で過ごした幼い頃の大事な思い出だった。「この街に花火を上げる」という口先だけの約束は、知らず知らずのうちに兄妹を傷つけていたのだ。そのことを知った蒼と祈一は、きょんくんとの約束を果たそうと、ジャズ喫茶で知り合った学芸員の古城から「100人分の署名が集まったら協力する」という約束を取り付ける。しかし、100人くらいすぐに集まるだろうという期待は見事に外れ、ふたりは「街に花火を上げる」という約束の重さと、高校生の彼らにはどうすることも出来ない現実を思い知る。
「蔵のある街」の解説
山田洋次監督のもとで助監督と共同脚本を務め、「あの日のオルガン」などの監督作が高い評価を得た平松恵美子が、地元の岡山県倉敷市を舞台に、幼なじみの高校生たちが周りの大人たちをも動かし、人々を励まそうと花火の打ち上げに奔走する姿を描く。2020年のコロナ禍の最中、日本全国で開催された「サプライズ花火」を契機に映画が企画された。今を生きるすべての人たちに向けた“応援の花火”が、爽やかなひと夏の青春物語とともにスクリーンに打ち上がる。出演は山時聡真、中島瑠菜、堀家一希、櫻井健人のフレッシュな顔ぶれに、プロフィギュアスケーターの高橋大輔が映画初出演ながら、圧巻の演技を見せる。また、前野朋哉、MEGUMI、陽月華、林家正蔵、橋爪功らが重要な役どころで出演。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2025年8月22日公開予定 |
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キャスト |
監督:平松恵美子
出演:山時聡真 中島瑠菜 堀家一希 櫻井健人 田中壮太郎 陽月華 長尾卓磨 前野朋哉 ミズモトカナコ 高橋大輔 MEGUMI 林家正蔵 橋爪功 北山雅康 |
配給 | マジックアワー |
制作国 | 日本(2025) |
上映時間 | 103分 |
公式サイト | https://kuranoarumachi.com/ |
(C)2022 映画『蔵のある街』実行委員会
蔵のある街のロケ地
予告編動画
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