メル・ブルックス 逆転人生 作品情報

めるぶるっくすぎゃくてんじんせい

ロサンゼルスの大富豪で伝説的なビジネスの天才ゴダード・ボルト(メル・ブルックス)は、ダウンタウンのスラム街にボルト・シティを建設する計画に情熱を傾けていた。だが、彼の最大のライバル、バンス・クラスウェル(ジェフリー・タンバー)と土地を巡ってぶつかり、ボルトはバンスの提案した「金もカードもなくスラム街で30日間生きぬいたら自分の所有地をやる」という賭けに乗り、その間の事業をプリチャード(スチュアート・パンキン)ら3人の弁護士に任せて、浮浪者のなりでスラムにやって来た。だが現実のスラムは厳しく、ボルトは一夜の宿にも困る始末だったが、バッグ・レディのモリー(レスリー・アン・ウォーレン)に出会い、助けられる。彼女を通して人間の生き方や考え方についても大きな変化が起こってくるが、一方バンスは、この賭けを反故にして、プリチャードらを買収してボルトの会社を乗っ取ってしまう。ショックを受け一時は錯乱してしまうボルトであったが、バンスがスラム街をシャベル車で破壊しようとするとついに怒りが爆発、シャベル車を奪ってバンスを追い詰め、彼の敗北を認めさせた。こうして会社に帰り咲いたボルトは、モリーとスラム街での結婚式を迎えるのであった。

「メル・ブルックス 逆転人生」の解説

賭けに応じてスラム街で暮らすことになった大富豪の人生を描く。メル・ブルックスが「スペースボール」以来4年ぶりに監督を手がけるコメディで、他に製作・脚本・主演も努める。エグゼクティブ・プロデューサーはエズラ・スワードロウ、共同脚本はルディ・デ・ルカ、スティーヴ・ハーバーマンとロン・クラーク、撮影はスティーブン・ボスター、音楽はジョン・モリスが担当。共演はレスリー・アン・ウォーレン、ジェフリー・タンバー他。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1991年10月12日
配給 20世紀フォックス
制作国 アメリカ(1991)

ユーザーレビュー

総合評価:4点★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2024-05-14

この映画「メル・ブルックス/逆転人生」は、彼が傑作パロディ映画「スペースボール」の4年後に監督、主演した人情コメディだ。

ケチで嫌味な金の亡者メル・ブルックスが、ライバルの大富豪ジェフリー・タンバーと賭けをする。

「スラム街で30日間暮らせたら土地をやる」と言われ、ホームレス姿でサバイバル生活に挑戦するが、とても暮らせるわけはなく、女の浮浪者レスリー・アン・ウォーレンに助けられて人生に目覚めていく-------。

「大逆転」みたいな、ありがちの立場入れ替わりコメディだが、一見ヒューマンに見えながら、ブルックスの持ち味であるベタで下品な毒も忘れていない。

ライバルを文字通り、吊るし上げるクライマックスのパワーショベルの下らない一騎打ちまで、徹底して金持ちと貧乏を笑い飛ばすのだ。

最終更新日:2024-05-24 16:00:02

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