暴走機関車 感想・レビュー 3件

ぼうそうきかんしゃ

総合評価4点、「暴走機関車」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
なし
投稿日
2024-06-14

主人公の脱獄囚役のジョン・ヴォイトは、確かに凄いメイクで熱演しているが、この役は、かつてのリー・マーヴィンくらいの個性の強い、重量級の役者が演じていたら、もっと凄みが出ていたのではないかと思いますね。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
なし
投稿日
2024-06-14

突っ走る列車、何とか最前列の機関車に飛び乗ろうとする脱獄囚、上空から縄梯子で降りようとする追跡者。
カメラ自体を別のヘリコプターに積んで、平行移動してみせる迫力は、とにかく凄い。

監督は、当時のソ連の映画監督アンドレイ・コンチャロフスキー。
撮影は、007シリーズのアラン・ヒューム。

それまで日本の「新幹線大爆破」やアメリカの「大陸横断超特急」等、列車の暴走を描いた映画には、成功した例が多いのだが、映画=活動大写真の名の通り、動くもの、突っ走るものは、対象の素材として、実にぴったりなのだ。

この作品では、更に極寒の極地という背景が、緊迫感をより増していると思う。
ただ、惜しむらくは、観ていて、列車が走り出すまでの描写が重過ぎる。
脱獄囚と刑務所長の確執という図式の説明がつらい。

これがもし黒澤明監督だったなら、こうした説明を超えたドラマが、そこから爆発していたと思う。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2024-06-14

かつて黒澤明監督が、映画化に執念を燃やしていた作品が、この「暴走機関車」ですね。

本格的な日米合作の超大作になるかと期待されていたのだが、様々な事情があって実現に至らなかった。
その黒澤明の脚本を土台にして、新しいスタッフによって作り上げられたのが、このアンドレイ・コンチャロフスキー監督、ジョン・ヴォイト主演のこの映画だ。

アラスカ。極寒の刑務所。脱走犯二人。四重連機関車。脱走列車。
だが、機関士は発作を起こして急死。最先端の機関車には入れない。もう一人の乗務員。女。
この三人を乗せた暴走列車。時速150キロ。大雪原。ヘリで追う執念の刑務所長。
実にワクワクするほどの面白い映画だ。

映画ならではのダイナミックな興奮で、我々観る者をグイグイと引きずり込んでしまう。

最終更新日:2024-06-24 16:00:01

広告を非表示にするには