ブラック・エース 感想・レビュー 2件
ぶらっくえーす
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P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-05-31
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
だが、残念なことにマイケル・リッチー監督の演出ぶりは、アクションの組み合わせがまずいので、強烈な迫力が盛り上がるところまでいかないんですね。
その後、畑へ逃げ込んだマーヴィンとシシーが巨大な麦刈機に追い回される趣向も二番煎じだが、ただその麦刈機の歯が、自動車を噛み砕き、部品を骨みたいに吐き出すユーモラスで凄味のある描写だけは良かったですね。
そして、ラストのマーヴィンが逆襲の殴り込みで、ハックマン一味を倒すクライマックスの描写には、もう少し速いテンポが欲しかったと思う。
さすがのハックマンも、相手がマーヴィンとなると、やはりその個性の強烈さで圧倒されていましたね。
P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-05-31
リー・マーヴィンとジーン・ハックマンという強烈な個性とカリスマ性を発揮する、重量級の二大オスカー俳優の激突が見ものの「ブラック・エース」。
カンザスシティのボス、メリー・アン(ジーン・ハックマン)は、敵対するシカゴの組織からやって来た殺し屋たちを、人肉ソーセージにして送り返していたというブラック・ユーモア的な趣向の映画だ。
もう歳で引退を考えていた、一匹狼の殺し屋ニック(リー・マーヴィン)は、シカゴの親分の要請で敵地へと乗り込むことに-------。
ここからは、凄まじい暴力サスペンス場面の連続となっていく。
ハックマンは凄い勢力の顔役で、豚の囲いに入れた裸の女たちの競売会を催したりする。
この異様なムードの会場に現われたマーヴィンは、貫禄にものをいわせて女の一人、シシー・スペイセクをもらいうける。
ハックマンはマーヴィンに一目おいており、味方にしたいと思っていたのだが、とても手なずけられないと悟るや撃滅作戦に転じ、農産物フェアで子分の殺し屋に狙わせる。