ビッグ・ウェンズデー 作品情報
びっくうぇんずでー
1960年代初め、カリフォルニアの海辺の町にはマット(ジャン=マイケル・ビンセント)、ジャック(ウィリアム・カット)、リロイ(ゲイリー・ビジー)を中心とする若者たちが、サーフィンを通じてグループを作っていた。彼らの夢は水曜日にやって来るという世界最大の波ビッグ・ウェンズデーに挑戦することだつた。ボイント岬で最高のサーファーといわれるマットは、待ってもなかなかやってこないビッグ・ウェンズデーにいらいらし、酒に溺れることもしばしばで、ジャック、リロイの友情と、心優しい娘ペギー(リー・バーセル)によって、何度も立ち直りのチャンスを与えられていた。1960年代も半ば、彼らにもベトナム戦争のための懲兵令状がきた。グループの大半が懲兵を免れようとしている中で、優等生のジャックは懲兵検査を受け、ベトナムへと赴任していった。ジャックの歓送会は盛大に行なわれ、マットもリロイもペギーも、そして恋人のサリー(パティ・ダーバンヴィル)も泣いた。1960年代も終り、ジャックが帰って来た。ベトナム戦争は暗く大きな傷を残しており、サリーはすでに結婚していた。そして1970年代の半ば、彼らが待ちに待ったその日がやってきた。マットは特製のロング・ボードをかかえ浜辺におりた。多くのサーファーたちがビッグ・ウェンズデーに挑戦する中、久しぶりに懐かしい青春の浜辺で顔を合わせたジャック、リロイ、マットの3人は無言のまま再会を喜び、サーフ・ボードに乗って波に向かったのだった。
「ビッグ・ウェンズデー」の解説
1960年代のカリフォルニアを舞台に、サーフィンを通じて結ばれた男たちの友情を中心に1つの青春を描く。製作総指揮はアレックス・ローズとタマラ・アセイブ、製作はバズ・フェイシャンズ、監督は「風とライオン」のジョン・ミリアス、脚本はジョン・ミリアスとデニス・アーバーグ、撮影はブルース・サーティーズ、音楽はペイジル・ポリドウリス、編集はロバート・L・ウォルフ、製作デザインはチャールズ・ローゼンが各々担当。出演はジャン=マイケル・ビンセント、ウィリアム・カット、ゲイリー・ビジー、パティ・ダーバンヴィル、リー・パーセル、サム・メルビルなど。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1979年4月21日 |
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配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
制作国 | アメリカ(1978) |
上映時間 | 120分 |
TV放映 |
2024年6月8日 テレビ東京 サタ★シネ |
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ユーザーレビュー
総合評価:4点★★★★☆、6件の投稿があります。
P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-07-21
この映画「ビッグ・ウェンズデー」は、ジョン・ミリアス監督の青春時代の思い出をもとに作られた青春映画の傑作だ。
カリフォルニアの海岸の小さな町に住む3人の青年は、サーフィンによって友情が結ばれていた。
彼らは、伝説的な幻の波である"ビッグ・ウェンズデー"を待ち続けているが、やがてヴェトナム戦争によって青年たちは、バラバラの人生を歩む事になってしまうが------。
誰にでも青春時代というものはあるはずだ。
でも、それが素敵な青春であったかどうかはわからない。
それを代弁するかのように、また疑似体験をさせてくれるのが映画なのだが、こんな青春時代を過ごせれば最高だと思わせてくれたのが、この「ビッグ・ウェンズデー」なのだ。
夏の青い空に青春を賭け、サーフィンで激しい波に挑み、そしてそこから生まれる友情と恋、まるで絵に描いたようなストーリーだ。
とにかく、主人公を演じているジャン・マイケル・ヴィンセント、ウィリアム・カット、ゲイリー・ビジーがとてもカッコいい。