非情の青春 作品情報
ひじょうのせいしゅん
フレッド(メル・トーメ)はグループの首領格だった。ある日、海岸の別荘で仲間のチップがふとしたことかでメリイという少女に断崖から突き落されて死んだ。フレッドはメリーを追及した。妹おもいのシルバー(マミー・ヴァン・ドーレン)は、身替りに感化院“少女の町”に入れられた。彼女は感化院の空気に馴染めず、何かにつけて問題を起こした。こんな彼女にいつも温い手をさしのべるのは院長のベロニカ尼だった。またシルバーの唯一の友に、同室の少女セラフィナ(G・ペリーン)がいた。セラフィナは歌手のジミー(ポール・アンカ)に夢のような愛情を抱いていた。そしていつしか彼が自分を愛していると錯覚してしまった。ある晩、シルバーは仲間のディックに誘われ、感化院を抜け出て、ナイト・クラブに行った。彼の誘いを断り、彼女は感化院に戻った。これが露見して査問会が開かれた。罰としてホールの床洗いが彼女に課せられた。翌日、ジミーを迎えてダンスパーティが開かれることになった。パーティの当日、ジミーの歌に少女たちは熱狂した。そこでセラフィナはジミーが自分を愛していないことを知り、悲観して自殺をはかった。その頃、フレッドはメリーを脅迫して悪事に誘った。警察が来た時、逃げ遅れたメリーが捕まった。シルバーはジミーに妹の様子を探って知らせてくれと頼んだ。メリーは帰宅していなかった。数日後、メリーは“少女の町”を訪ねて来た。シルバーの安心も束の間、その帰途メリーはフレッドとディックに誘拐された。問題の断崖の別荘に連れこまれ、乱暴されそうになった。その時、駆けつけたジミーやシルバーたちが彼女を救った。チップ事件の調査が行われ、メリーの無実が証明された。改心したシルバーは、少女たちの温い心に送られて、“少女の町”を出た。
「非情の青春」の解説
「荒野の三悪人」のロバート・ハーディ・アンドリュースのオリジナル・ストーリーをロバート・スミスが脚色し、チャールズ・ハースが監督した青春映画。撮影は「地獄の分れ道」のジョン・ラッセル、音楽をヴァン・アレクサンダーが担当。流行歌手ポール・アンカが出演し、彼の作詞作曲による5曲ほかが演奏される。出演は若手俳優で「先生のお気に入り」マミー・ヴァン・ドーレン、メル・トーメ、他に有名なバンドマンのレイ・アンソニー、マギー・ヘイス、キャシー・クロスビイ、グロリア・タルボット、ジム・ミッチャム等。製作アルバート・ザグスミス。
公開日・キャスト、その他基本情報
配給 | MGM |
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制作国 | アメリカ(1959) |
上映時間 | 90分 |
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