P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-05-10
絵本ブックスタートの話題の中に人が互いに殺し合う戦争の恐怖にへの言及が在った。人類の愚かさはチャールズ・チャップリンの本篇に悲喜劇として如何なく表現
ちゃっぷりんのさつじんきょうじだい
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絵本ブックスタートの話題の中に人が互いに殺し合う戦争の恐怖にへの言及が在った。人類の愚かさはチャールズ・チャップリンの本篇に悲喜劇として如何なく表現
〈独裁者〉に続いて本篇を視るとチャップリンがダーク・ヒーローな悪の系譜にチャレンジしていると云う見方も出来る…。今回は虫一匹殺せない青髭紳士の悲しい性と世界大戦の大量殺戮の諷刺とユーモアで迫る
オーソン・ウエルズ監督原案の本篇は戦争犯罪人を告発したラストmessageとして剰りに有名な台詞,お札を見事に数える青髭紳士の手捌き,チャーリーの変装の七変化振り,喜劇王の面目躍如たる作品何だ
チャップリンの戦争への怒りが強烈な皮肉で描かれた、イギリス人チャーリーの作家証明。サイレント期の愛すべき放浪紳士チャーリーを好む人には受け入れがたいも、善良な個人主義者が全体主義の前では簡単に利己主義に転化する人間社会を示唆して興味深い。かつてのプライオリティを頼りに、自らが殺人者として問うた捨て身の警告。
チャップリンを敬愛する私にはそこが辛い。