闘う沿岸警備隊 作品情報

たたかうえんがんけいびたい

グラッド・マシュウズ(ジョン・デレク)の父ジャックは、一命を捨てて沿岸警備隊の危機を救い、英雄として讚えられた。ジャックと親交のあったチーフ・オマリイ(ウォルター・ブレナン)は、孤児となったグラッドを引取り、我が子ハップ(リチャード・ジャッケル)と共に育て、2人は兄弟のような仲良しだった。2人は夫々父の跡をつぐため、沿岸警備学校へ入学し、訓練も力をあわせて耐えしのんだ。この2人も、将軍令嬢パット(ワンダ・ヘンドリックス)の出現で対立する破目におち入った。はじめハップがパットに惚れ込んでしまったのだが、彼女はグラッドと知り合うや、お互に強く心を惹かれ、その仲が急速に深まって行った。そのため、ハップはグラッドに友情を裏切られたと思い込んだ。グラッドは友情を傷つけたくないのでパットを潔くあきらめ、悲しみを酒にまぎらした。ある夜グラッドは酔って自動車を運転して事故を起こし、沿岸警備学校の退校を命ぜられた。しかしチーフの切なるすすめにより、沿岸警備隊に一兵卒として入隊した。グラッドが入隊した隊には、士官となったハップがいた。グラッドは友情をとりもどそうとつとめたが、ハップは決して受けつけなかった。沿岸警備隊の最重要任務である流氷哨戒中、客船プエデス号が大氷山の鞍部に乗り上げる事件が起こった。グラッド、ハップとチーフは、ダイナマイトをかついで氷山に上り、生命を賭して救出作業に従事した。そのとき、ハップは操作を誤ってダイナマイトを爆発させ、氷塊の下敷になった。グラッドは身を挺して重傷のハップを救い、ハップははじめて自分の誤解をさとった。グラッドとパットはハップに祝福されて結ばれた。

「闘う沿岸警備隊」の解説

「曠野の追撃」のジョセフ・ケインが1953年に製作・監督した海洋劇で、ノーマン・ライリー・レイン「ゾラの生涯」のストーリイを、スティーヴ・フィッシャー「湖中の女」が脚色した。撮影は「戦う雷鳥師団」のレジー・ラニング、音楽は「曠野の追撃」のR・デイル・バッツの担当。出演者は「戦う雷鳥師団」のジョン・デレク、「砂漠の決闘」のワンダ・ヘンドリックス、「曠野の追撃」のウォルター・ブレナン、「愛しのシバよ帰れ」のリチャード・ジャッケル、トム・タリー「嵐の園」、バートン・マクレーン、ベン・クーパーらである。

公開日・キャスト、その他基本情報

配給 リパブリック日本支社=NCC
制作国 アメリカ(1953)

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最終更新日:2022-07-26 11:04:04

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