殺したいほど愛されて 作品情報

ころしたいほどあいされて

クロード・イーストマン(ダドリー・ムーア)は、世界的に知られている音楽指揮者である。彼は、ヴェネチアで知り合った新進女優ダニエラ(ナスターシャ・キンスキー)と結婚。絶世の美女でしかも20歳という彼の年齢の半分くらいの若い妻との生活は、人も羨むものだった。しかし、それゆえに悩みもあった。演奏旅行中、彼女を1人にしておくのが心配なのだ。その間、料理係兼世話役のジュゼッペに見張らせ、ジュゼッペは、私立探偵までつけてダニエラの行動を追った。演奏旅行から帰ったクロードは、早速、私立探偵ジェス(R・B・シュル)が盗み撮りしたビデオを見た。ビデオの故障で画面の半分が消えて肝心の部分は見えなくなっていたが、アーガイル模様の靴下をはいた男が深夜に、彼女の部屋を訪れていることがわかった。クロードは、楽団の若いハンサムなプレイボーイのバイオリニスト、マックス(アーマンド・アサンテ)を疑う。クロードはカボチャ型のブローチをダニエラにプレゼントし、それと同じものをクロードのエージェント、ノーマン(アルバート・ブルックス)の妻カーラ(キャシー・イエーツ)も持っていた。オーケストラ合わせのテストの間、ダニエラはホテルに昼寝をしに帰っており、その間に、クロードの妄想はふくらみ、ジェラシーでにえたぎっていた。マックスの靴下が、アーガイル模様であること、マックスの部屋にカボチャ型のブローチが落ちていたことでそのジェラシーは頂点に達した。家に帰ったクロードの不機嫌な原因がわからないダニエラ。チャイコフスキーのバイオリン協奏曲ニ長調作品35の演奏会の日、指揮をしながら、遂にダニエラ殺しの完全犯罪を企てるクロード。その夜はハロウィーンにあたっていたので、ダニエラとマックスの3人でパーティーに行くことにして、計画を実行するクロード。クロードの家で、マックスはブタのマスク、ダニエラは黒い装い、そしてクロードは老人のマスクをつけて、町へと出た。レストランで食事をしている際、「死ぬ覚悟を…」というセリフの入った『アルメニアのふたごのはなし』という小ばなしをしてテープに録音した。後で編集しなおして重要な証拠にするのだ。食後、クロードの家に戻った3人。ダニエラが着がえている間にマックスに睡眠薬をのませ、その間に、クロードは計画通りに犯行を進める。しかし、全てが予定を裏切った運びとなり、意外な展開に。結局最後には、マックスの相手が、カーラであったことがわかり、クロードは、ダニエラの胸に抱かれるのだった。

「殺したいほど愛されて」の解説

若い絶世の美女を妻にもった国際的な指揮者の妄想を描くコメディ。製作はマーヴィン・ワースとジョー・ワイザン、エグゼキュティヴ・プロデューサーはダニエル・メルニック、監督は「プライベート・ベンジャミン」のハワード・ジーフ。プレストン・スタージェスの原案を基にヴァレリー・カーティン、バリー・レヴィンソン、ロバート・クレインが脚色。撮影はデイヴィッド・M・ウォルシュ、音楽はビル・コンティ、編集はシェルドン・カーン、プロダクションデザイナーはアルバート・ブレナー、衣裳はクリスティー・ジーが担当。出演はダドリー・ムーア、ナスターシャ・キンスキー、アーマンド・アサンテ、アルバート・ブルックス、キャシー・イエーツ、など。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1984年9月15日
配給 20世紀フォックス
制作国 アメリカ(1984)

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最終更新日:2022-07-26 11:04:05

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