P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-10-06
アイザック・ヘイズの黒いジャガーのシャフト主題歌もNHKラジオ深夜便ロマンチックコンサート,ハートフル・ソウルの中で
くろいじゃがー
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アイザック・ヘイズの黒いジャガーのシャフト主題歌もNHKラジオ深夜便ロマンチックコンサート,ハートフル・ソウルの中で
この映画「黒いジャガー」は、ダンディーな黒のレザー・コートに身を包み、必殺のリボルバーを携えた黒人の私立探偵シャフトの活躍を描いた、1970年代のブラックスプロイテーション・ムービーの嚆矢となった作品で、写真家出身のゴードン・パークス監督をはじめ、スタッフ、キャスト全て黒人で製作され大ヒットとなり、以後2本の続篇が作られている。
娯楽本意の暗黒街アクションで、黒人の私立探偵、リチャード・ラウンドツリーが扮するシャフトが、ニューヨークのタイムズ・スクエアを、アイザック・ヘイズ作曲のごきげんな主題歌入りのテーマ曲にのって、カッコ良く歩いてくるところから始まる。
この冒頭のシーンは何度観ても素晴らしい!!!
事務所に待ち伏せていた二人の男と格闘し、一人が窓から落ちて死ぬのが、最初の荒っぽい場面だ。
その二人を派遣したハーレムのボス、モーゼス・ガンの誘拐された娘を捜す仕事を引き受け、黒人運動の過激派グループの指導者に会いに行くと、正体不明の一派にマシンガンの殴り込みをかけられるのが、第二の見せ場になる。
喧嘩友達のように付き合っている、イタリア系の警部補と連絡して、娘を誘拐したのがハーレムを乗っ取ろうとするマフィアの一味であることを知ったシャフトは、過激派グループとその仲間の協力を得て、娘の奪回作戦を開始する。 ここからは、もうアクションの連続で、ホテルの屋上から忍び込んで急襲するクライマックスへと至る。 マフィアとの対立というのが題材としても興味をそそるし、景気よく荒っぽい描写も楽しめる、とにかく、ごきげんな映画なのだ。