恐竜グワンジ 感想・レビュー 1件

きょうりゅうぐわんじ

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P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2024-06-19

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

この映画「恐竜グワンジ」は、数々の怪獣映画を手掛けているウィリス・H・オブライエンの原案をもとに、彼の弟子であるレイ・ハリーハウゼンが作り上げた恐竜の特殊撮影が見どころの作品だ。

20世紀の初頭、ジプシーの一人がさらって来た太古の小さな動物を見世物にしようとするサーカスの連中と研究熱心な古生物学者が、中南米の秘境と言われる禁断の谷に入り込み、もっとデカイ恐竜の類に遭遇する。

それを捕獲してグワンジと名付け、サーカスの呼び物にするが、ジプシーが檻を壊したせいで街中を暴れ回ることになり、人々を恐怖のどん底に陥れる-------。

ダイナメーション方式という特撮で見せるこの恐竜の活躍が、この映画のお楽しみで、「アルゴ探検隊の大冒険」や「恐竜100万年」で、我々映画好きを唸らせたレイ・ハリーハウゼンが特撮を担当している。

恐竜グワンジの動きが、いかにもぎこちなく、場面場面で大きく見えたり、小さく見えたりするのがご愛敬で、微笑ましくもあるんですね。 サーカスへ連れて来た奴が暴れ出すというのも、「キングコング」以来の定石で、陳腐な趣向なんですが、ちょっとおもしろい場面もありましたね。 それは何かというと、秘境で出会った怪獣たちと闘う場面で、人間たちが馬に乗って鬼ごっこみたいに駆け巡り、前後左右から投げ縄を使って捕まえようとするんですね。 いかにも、アメリカ映画の西部劇の伝統に基づいた、向こう見ずの勇気で、愉快なショーになっていたのが面白かったですね。

最終更新日:2024-06-29 16:00:01

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