キャリー(1976) 感想・レビュー 3件

きゃりー

総合評価5点、「キャリー(1976)」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-05-14

遅すぎる初潮を、学校のシャワールームで迎えたキャリーは、狂信者の母からは、性的な成長を罪悪視されて育ち、クラスでは虐めにあっている超能力者だ。

恒例の学園のダンス・パーティへの出場を、キャリー虐めが原因で禁じられた生徒は、その恨みから、キャリーに豚の血を浴びせ、ここでキャリーの破壊的な超能力が爆発するのだった-------------。

このブライアン・デ・パルマ監督の「キャリー」は、公開当時のオカルト映画の流行の波に乗って製作された作品だ。
と言っても、ここにあるのは、青春学園ドラマの瑞々しい輝きだ。

薄幸の少女キャリーの超能力が、母や学友に虐めぬかれた末に、思春期特有の繊細で、昂ぶった感情が爆発したものに見えるところにも説得力があり、キャリーを演じるシシー・スペイセクの年齢を超越した”若さ”と”奇妙な味”には、ただ唖然とさせられる。 このシシー・スペイセクの演技は、後のデ・パルマの作品を考えてみると、彼の演出力によるものというよりも、むしろシシー自身の演技力によるものだと思う。 デ・パルマがその本領を発揮するのは、巧みに積み上げられる恐怖シーンや、的確に表現されている思春期の少年少女が持っている残酷さだ。 そして、最後の最後にある衝撃のシーン。 ここには、青春の持つ無知と、残酷さに対する復讐の思いが塗り込められていると思う。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2022-08-30

なんたって素顔なシシー・スペイセクの魅力に尽きる本篇はアルフレッド・ヒッチコック監督touch満載!

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-01-04

ブライアン・デ・パルマ監督の本編の様式美は見事に斬新にホラー映画を書き換えて仕舞った…。苛められっ子の猛反撃がサクリファイス、基督の迫害・生け贄の受難史と重ねて紡がれるー。コンテストへと誘うダンスシーンは回転する流麗なカメラワークで撮られスローモーションを駆使した圧巻のカタストロフィー🎵

最終更新日:2024-08-18 02:00:02

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