うっかり博士の大発明 フラバァ 作品情報

うっかりはかせのだいはつめいふらばあ

メドフォード大学の化学教授ネッド・ブレイナード(フレッド・マクマレイ)は研究に熱中するとほかのことは忘れてしまうのが悪いクセ。学長秘書のベッツィ(ナンシ・オルスン)との結婚式を2度もすっぽかし、3度目の式の当日も実験室で研究に熱中。ところが薬品が爆発して彼は気絶、気がつくと実験用の罐が空中を飛び回っている。罐の中には、空気より軽く弾力のある物質ができ上がっていて、喜んだネッドは、これを空飛ぶゴム“フラバァ”と名づけ、球にしてポケットに入れベッツィに見てもらおうと学長室へ行く。ベッツィは勿論カンカン。底へ大学の校友で狡猾な事業家ホークが息子のビフを連れて怒鳴り込んできた。ビフはバスケットボールの選手だが化学に落第点をつけられて対抗試合に出場停止、ホークは採点をしなおさなければ大学への融資は打ち切ると学長を脅かした。ネッドは困り顔の学長を尻目に拒絶、実験室に戻ってフラバァの実用化にかかる。まずボロ自動車T型フォードにフラバァをつける。自動車は空中へ舞い上がりネッドは空のドライブへ。ついでにバスケットボールの選手の靴の底にフラバァをつけ、母校のチームを大勝させる。一方、怒ったベッツィと新しい恋人気取りのアシュトン教授の車を空から脅したりする。やがてフラバァの秘密に気づいたホークはネッドに共同で事業化しようと申し込むが断られ、ついでにネッドのT型フォードを自分の同型の車とすりかえる。ホーク相手にせずとネッドは1人で国防相に連絡、フラバァを見てもらう段になるが、それをつけた自動車は一向に向かず面目丸つぶれ。しかしホークの仕業と気づいた彼はホークの靴にフラバァをつけ窓から突き落す。ホークは屋根より高く飛び上がり消防自動車がかけつけても止められない。ネッドは奪い返したフォードでワシントンへ行く。今度こそ本物をお目にかけようというわけだが、空飛ぶ自動車を空飛ぶ円盤と間違え戦闘機が向かってくる始末。しかし直にネッドと分かり無事着陸。発見は認められ、ネッドとベッツィはT型フォードで空の新婚旅行へ。

「うっかり博士の大発明 フラバァ」の解説

健忘症の化学教授が発見した「フラバァ」なる物質をめぐる喜劇。サミュエル・W・テイラーの原作を「サーカス小僧」のビル・ウォルシュが脚色、「海賊船」のロバート・スティーヴンスンが監督。撮影監督はエドワード・コールマン、作曲はジョージ・ブランス。出演は「ボクはむく犬」のフレッド・マクマレイ、「黄色い老犬」のトミー・カーク、ほかにキーナン・ウィン、エド・ウィン、フォレスト・ルイス、ジェイムス・ウェスターフィールドなど。ビデオ化の際カラー化され「フラバー うっかり博士の大発明」と改題された。

公開日・キャスト、その他基本情報

配給 日本RKO
制作国 アメリカ(1961)
上映時間 97分

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「うっかり博士の大発明 フラバァ」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2024-11-06 17:05:26

広告を非表示にするには