P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★☆☆☆
- 投稿日
- 2024-07-23
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
「ローズマリーの赤ちゃん」は、魔族の子であったが、この映画の悪魔の赤ちゃんは、突然変異の殺人鬼である。
生まれたばかりの赤ん坊が、殺人を犯すというのは、いかにも怪奇的なイメージだが、結局は単なるゲテモノらしく、赤ちゃんも怪物扱い。
そのくせ、怪物に製薬会社を襲わせたりして、それとなく薬品公害による奇形児の悲劇みたいなものを、ほのめかすといったいやらしさ。
牛乳屋が車の中で殺されるところとか、警官隊に追い詰められた怪物が、下水道を逃げ回るラストは悪くはないのだが、カメラが赤ちゃんの目になって、いろいろな光景を捉えていく演出など、冗漫すぎて、イライラさせられた。