映画感想・レビュー 3/1060ページ

完全なるチェックメイト:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-04-23

本編はチェスの対戦と東西冷戦が並行し、極私的世界と国際情勢が複眼的なサスペンスとなり、実に面白かった♪ジリジリとした心理戦と盗聴されているのでは無いかと言う妄想…。対局のプレッシャーがお互いに異常心理を招く!!冷戦代理戦争となってマスコミのフィーバー振りも凄い。ラストで本人の凋落が報じられるが、対局勝利のヒーローだけに、精神的に疲労困憊消耗し使い捨てられて忘れられた存在に至った落差に人生を感じた。だが天才チェックメイトとしての名対局の記録は歴史に残った。

ROOM237:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-04-22

映画<シャイニング>をロードショーで見た当時のTV 解説に本作が揺れを感じさせない移動カメラ技術の初導入が有りました。ジャック・ニコルソンの憑かれた様な怪演と斧を振りかざして展望台ホテルの部屋を壊すシーンが強烈だった。ダイアン・アッバースの写真の如き双子の女の子や猪に変装した男のベットシーンなど色々なメタファーに充ちている。韓流ホラー映画<コクソン哭声>もマニアの間では意味の読み取り作業が始まっている見たいだ!

麦秋:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-04-22

冒頭に出て来る鳥籠、餌を用意する手、一家の朝の光景が卓袱台を囲んで始まる。寝惚け眼を擦りながら現れる甥っ子に「早く顔を洗ってらっしゃい」と促す原節子、タオルを水で濡らして遣り過ごして再登場…何時までも食べている姿を見て「もうグズなんだから!」と呆れ顔をする原。柱時計を見上げて「あと七分ね」と。リズミカルな一瞬一瞬が時計仕掛けの様に刻まれて行く…。本編で両親からも見合いを薦められた原だが、その歯車は意外な方向に。家族一同の記念撮影の最後の場面も秀逸♪

本能寺ホテル:P.N.「みよごん」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-04-22

綾瀬はるかさんは、まさにはまり役。最近はコメディータッチの作品もある堤真一さんも、やはりこういう寡黙で包容力のある男を演じると本領発揮という感じ。ともかく、信長の生きざまがカッコ良い。たった一日の出来事の中に、主人公二人の心の変化が違和感なく描かれていて、軽いコメディ映画だと思って観たのに見ごたえがありました。

いとはん物語:P.N.「コン吉」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2017-04-21

よく作り込んだ作品です。京マチ子、鶴田浩二ほか役者の演技は素晴らしいです。大阪の老舗商家の人間模様を人情たっぷりに描いています。しかし、大きな違和感としては、醜女メイクの京マチ子が、箱根への新婚旅行を妄想するシーンで、美人のマチ子になっていること。乙女の気持ちとしては整形でもして美しくありたいということでしょうか?これが身体障害者だったらどうなのかな、とか考えてしまいました。現実の自分を受け入れて生きていく方向に行かないのがマイナスポイントです。

麦秋:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-04-21

山田洋次監督が<東京家族>で小津安二郎監督作品へのオマージュを捧げた。シーンとしては不在の部屋等を間合いを開けてやや長目に撮っている…。小津監督の本編も空に飛んだ風船を長々と老夫婦が見つめ「今頃何処かで風船を手放した子どもが泣いてるね」と会話するシーンがある。時代劇作品<人情紙風船>の盟友山中貞雄監督を亡くした小津監督の追悼とも読み取れる…。随所に不在感のが漂い眼に見えないものを追い求め続ける気持ちがホーム・メロドラマの名作に結実した!

ラビング 愛という名前のふたり:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-04-21

スチーブン・スピルバーグ監督のアリス・ウオーカー原作のアメリカ南部州の綿畑の様な風景から映画は始まる。彼は白人の煉瓦工、恋人は黒人女性。人種差別の悪法は彼等の結婚を阻む。ただ純愛の力だけが連邦裁判を通じて粘り強くその憲法違反の障壁を乗り越えて行く!ラストにグッと来る感動の実話♪

マンデラ 自由への長い道:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-04-21

冒頭の逆光気味に撮られたアフリカ大地の部族の浅黒い肌に白い粉が塗られた男達の姿、ネルソン・マンデラが獄中で夢見た妻の美しい顔、交通事故で亡くした幼い息子の顔、ラストシーンの大地の長い道程を共に歩む姿…。年代記風に描かれる中で何度となく挟まれた夢の様なそれらの断片の撮影も見事であった!さらに挿入された実際のニュース・フィルムやモノクロームの実像も。反アパルトヘイト運動での黒人の自由獲得は荊の路。白人で有りながらもデクラーク前大統領の政治家として手腕も陰ながら光っていた。

溺れるナイフ:P.N.「しゃち犬」さんからの投稿

評価
☆☆☆☆
投稿日
2017-04-21

原作の見せ場がほぼカットで、人間関係もほぼカットで。なんでいきなりこうなってんの?って思って見てたら終わっちゃった。綺麗な映像を旬な人達で撮りましたみたいな、PVみたいな。主演二人の演技は凄かったけど、監督の中二病的なこんなん好きでしょ?見て見て~みたいな押し売り映画。原作のファンとか嘘だろ。

お嬢さん:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-04-20

結構、熱心な観客がロードショー館に詰めかけ待ち時間のソファーは混んでいた…。ヒッチコック監督の<レベッカ>のゴシック・ホラー風の第一部、視点が換わる第二部、池田満寿夫監督の<エーゲ海に捧ぐ>や彼のエッチング版画の如きエロスとタナトスの第三部。日本統治下の設定がカンヌ映画祭ではナチス占領下パリを連想させたのだろう。日本趣味のシーンには処どころ若干の違和感を覚えつつ、何時の間にか虚構のミステリーに填まっていた。ラストシーンのダブルヌードが絵の様に美しい♪

麦秋:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-04-20

本編でヘップバーンの話題が出て来るがこの当時はヘップバーンと言えばオードリでは無くてキャサリン・ヘップバーンで在ったそうだ。小津安二郎監督のモダンな東京スタイルの都会生活と祖父母の隠居生活のまほろばの大和(奈良)の麦畑の麦秋シーンが対比される。既婚組と独身組の対比も結婚を巡る小津ドラマの要、時にコミカルに時に哀しく、その絶妙な間合いを芯から捉えた小津安二郎監督の代表作。邦画史上の傑作、世界映画史上の金字塔♪原節子の最高の感動作だろう。

ターシャ・テューダー 静かな水の物語:P.N.「ターシャから私達への遺言(メッセージ)」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-04-20

限りある人生を喜びに向けて生きなさい。夢が心に浮かんだら先ずは、動き出しなさい。私は、私が生きたいよに生きてきた。それは、諦めなかったから、忍耐強かったから。だから、あなたも、夢を諦めず、自分の心に従い、自分の人生を生きなさい…。そんな、メッセージを、シンプルなドキュメンタリーの中で、シンプルに語るターシャ・デューダ。とってもシンプルに編集されていて、私達へのメッセージ(遺言)となっています。〜スティルウォーター教〜静かな水の物語

最終更新日:2017-04-29 16:00:04

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