若葉竜也の魅せる演技に注目!市子の恋人を演じるきるまでの軌跡『市子』場面写真解禁

若葉竜也の魅せる演技に注目!市子の恋人を演じるきるまでの軌跡『市子』場面写真解禁1
若葉竜也の魅せる演技に注目!市子の恋人を演じるきるまでの軌跡『市子』場面写真解禁2

杉咲 花主演最新作『市子』が 12月8日(金)より全国公開。この度、若き実力派俳優・若葉竜也がいかにして本作に起用され、市子の恋人“長谷川”像を追求していったのか、その全容が明らかに!

2016 年に第 8 回 TAMA 映画賞・最優秀新進男優賞を受賞、作品によって違った表情を見せる幅広い演技力で数多くの作品に出演し、若き実力派俳優としての地位を確立してきた若葉。映画『葛城事件』(2016)での鬼気迫る演技で注目を集めると、『愛がなんだ』(2019)や『街の上で』(2021)など今泉力哉監督作品でいっきに頭角を現した。現在、『愛にイナズマ』(2023)が絶賛公開中で、今後も主演映画『ペナルティループ』(2024 年 3 月公開予定)が控えるなど、今や活躍目まぐるしい日本を代表する実力派俳優のひとりである。本作で主演を務める杉咲花とは、連続テレビ小説「おちょやん」(2020/NHK)、『杉咲花の撮休/第 2 話・ちいさな午後』(2023/WOWOW)などで共演。本作で恋人役を演じる前から、すでに信頼関係を築いていたであろう2人ではあるが、今回若葉が演じるのは、プロポーズ直後に失踪する主人公・市子を追う残された恋人役。彼女の昔の友人や幼馴染、高校時代の同級生などから証言を得ていくことで徐々に事実を明るみしていくという、まさに観客の視点を担う非常に重要な立場でありながら、難しい役どころ。なぜ若葉竜也という俳優が市子の恋人・長谷川役に抜擢されたのか—。

本作でメガホンをとった戸田彬弘監督は、若葉を起用した理由について、「出演している映画を何本も観ていて、芝居がすごく上手いのにあんまり飾らない素朴さがあって、それでいて包容力がある人だなという印象を抱いていた」と、若葉と長谷川の雰囲気に親和性を感じていたという。さらに、若葉は『愛がなんだ』、『街の上で』など今泉力哉監督作品において欠かせない役柄で存在感を示していたが、それらが戸田監督が抱く“長谷川”像にリンクした瞬間があったようで、「市子と3年も一緒に過ごしながら、プライベートを聞かずにいた長谷川という人物の懐の深さと言いますか、市子が“この人となら安心して、そばにいられる”と思えるような雰囲気を出せる人にお願いしたいと考えて、『愛がなんだ』のイメージもあって若葉さんにお声がけし快諾していただきました。」と明かした。
若葉自身も、本作の台本をもらった際の心情を振り返っており、「自分以外の俳優が長谷川という役をやっているのをあまり想像したくないなという想いになりました。そういうことは普段感じることがないので、すごく特別な作品だったんだと思います。」と語っている。さらに自身が演じる長谷川だけでなく、監督が思い描く“市子”についても惹かれるものがあったようで、「市子という登場人物を杉咲花という人がどう演じるのかということにすごく興味がわいて、それを目の前で目撃できることに心を奪われ、是非僕にやらせてくださいと伝えました」と、3 度目の共演となる杉咲の演技に対する強い関心も、若葉を突き動かす大きな要因となったようだ。

実際に長谷川を演じてみて、「観客と同じ目線に立って市子を追いかけていき、市子を垣間見ていく。演じる上では形骸的な芝居や鮮度のなくなった芝居ではダメだと思い、本当に全神経を使ってその場所に佇みました。ここで意図的にこういう声を出そうとか、涙を流そうとかではなく、その時に自分がどんな気持ちになるだろうということを楽しんで演じています。なので、この映画で、自分の想像とは違う表情をしている自分自身を見ることができ、戸田監督に感謝しています。」と、語っている。
さらに撮休の日にも作品への熱量が尽きることはなく、刑事役を演じる宇野祥平とカフェで休んでいた際に作品の話になり、そのまま戸田監督と合流。脚本を一緒になって見直し、そのままロケ地の下見にまで行ってしまったという裏話も。完成した作品を観た若葉は「感情がかき乱される。きっとそこで泣いている人もいるし、そこで可笑しさすら感じてしまうような、こんな悲しくて面白いことがあるのかと思いました。」と本作の持つ衝撃の内容に改めて感嘆しつつ、「この映画を人間をカテゴライズして「わかっている」と安心したがる人に観て欲しいです。この映画が寂しくて寂しくて頭がおかしくなりそうなひとりぼっちの誰かに届いてほしいです。」と長谷川を演じた若葉だから感じ取った本作の持つ強いメッセージ性を強調していた。

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©2023 映画「市子」製作委員会

最終更新日
2023-11-14 17:00:00
提供
映画の時間編集部

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