オッペンハイマー 作品情報
おっぺんはいまー
第二次世界大戦下のアメリカ。極秘に立ち上げられたプロジェクト“マンハッタン計画”に参加したJ・ロバート・オッペンハイマー(キリアン・マーフィー)は、優秀な科学者たちを率いて世界初の原子爆弾を開発する。しかし、原爆が実戦で投下され、その惨状を聞いたオッペンハイマーは深く苦悩する。その後、冷戦や赤狩りなど、激動の時代の波に飲み込まれていく……。
「オッペンハイマー」の解説
原爆を開発した科学者オッペンハイマーの半生を実話に基づき、「TENET テネット」のクリストファー・ノーランが映画化。第二次世界大戦下の米国で世界初となる原子爆弾の開発に成功したオッペンハイマーだったが、投下後の惨状を聞き、深く苦悩するようになる。出演は、「ハイドリヒを撃て!『ナチの野獣』暗殺作戦」のキリアン・マーフィー、「クワイエット・プレイス」シリーズのエミリー・ブラント、「AIR エア」のマット・デイモン。第81回ゴールデングローブ賞作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、作曲賞の最多5部門受賞。第96回アカデミー賞作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、撮影賞、編集賞、作曲賞の7部門受賞。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2024年3月29日 |
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キャスト |
監督:クリストファー・ノーラン
原作:カイ・バード マーティン・J・シャーウィン 出演:キリアン・マーフィー エミリー・ブラント マット・デイモン ロバート・ダウニー・Jr. フローレンス・ピュー ジョシュ・ハートネッ ト ケイシー・アフレック ラミ・マレック ケネス・ブラナー |
配給 | ビターズ・エンド |
制作国 | アメリカ(2023) |
年齢制限 | R-15 |
上映時間 | 180分 |
公式サイト | https://www.oppenheimermovie.jp/ |
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予告編動画
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ユーザーレビュー
総合評価:4.71点★★★★☆、7件の投稿があります。
P.N.「ヒマなシニア」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-04-19
日本人としては原爆投下後の広島と長崎の惨状を見て人間として苦悩するオッペンハイマーの姿を想定してこの映画に臨んだが実際には違っていた。原爆投下は詭弁であしらわれていた。
人間オッペンハイマーの周囲に居る科学エリート達は共産主義者があまりに多い。それは世界大恐慌の震源地となったアメリカ国内での資本主義への幻滅が当時のエリート層に浸透しており軍関係者は将来の敵となることが確定している共産主義国ソ連へ原爆の機密情報が洩れることをなによりも恐れていた。
そしてやがてそれが現実となりソ連は1949年に原爆を1953年に水爆を開発してしまいアメリカは自ら開発した核兵器に対する恐怖に震え犯人捜しに狂奔し1954年彼の聴聞会に至る。
この2点を押さえていないと尺が180分あっても字幕を追うだけで終わってしまう。この映画の描き方には怒りを感じるがアメリカの視点と本音を知る上で大変有意義な映画だった。
どうせならローゼンバーグ夫妻事件についても描いて欲しかった。ルーズベルト(左)からアイゼンハワー(右)へアメリカ社会の揺り戻しがこの映画の主題だったように感じるからです。