光石研を称賛!『逃げきれた夢』「あ、これ俺だ...」滝藤賢一、津田寛治ら実力俳優&映画監督からコメント到着

光石研を称賛!『逃げきれた夢』「あ、これ俺だ...」滝藤賢一、津田寛治ら実力俳優&映画監督からコメント到着1
光石研を称賛!『逃げきれた夢』「あ、これ俺だ...」滝藤賢一、津田寛治ら実力俳優&映画監督からコメント到着2

映画『逃げきれた夢』が6 月9 日(金)より新宿武蔵野館、シアター・イメージフォーラムほかにて全国公開。

このたび第76 回カンヌ国際映画祭では日本映画史上2 作目のACID 部門正式出品を果たすなど話題の本作をいち早く鑑賞した著名人・映画業界関係者から応援コメントが到着。『バイプレイヤーズ』で共演した田口トモロヲや、光石と親交が深い吉田羊、さらには寺島進、滝藤賢一、津田寛治など映画・ドラマを支える実力派俳優をはじめ、瀬々敬久、今泉力哉、三宅唱、山下敦弘、足立紳といった映画監督からもコメントが寄せられた。コメント一覧は以下の通り。

●足立紳(脚本家・映画監督)
この主人公はなにをしているのだろう?自分は今何を見ているのだろう?と思いながら食い入るように緊張感のただよう画面を見つめていた。見ているうちに、周囲の誰からも信用も尊敬もされていなさそうなこの主人公の男をどこかで見たことのあるような気がしてきた。
「あ、これ俺だ......」
だがこの映画の主人公はそれまでの人生を小さくとも覆そうと映画の中で描かれている数日間を懸命に生きる。ラストシーンのあとの主人公の翌朝の目覚めは、いつもより少しだけ良かったのではないだろうか。そんな目覚めを得るために、俺もちゃんと生きようと思った。

●今泉力哉(映画監督)
二ノ宮隆太郎監督の映画を見るといつも悔しい気持ちになる。こんな映画をつくってみたいといつも思うからだ。この映画を必要としている人にこの映画が届きますように。人間のささいな変化を自分もこんな風に描けるようになりたい。

●神谷直希(東京フィルメックス プログラム・ディレクター)
濱口竜介監督や三宅唱監督の登場以降、日本映画に新時代が到来している。多くの良識ある観客が抱いてきたであろうそんな予感がまさに現実となりつつある今、この『逃げきれた夢』を見逃す手はない。二ノ宮隆太郎監督もまた新時代を担っていく作家の一人であることを、この映画は慎み深く、しかし鮮烈に告げている。

●瀬々敬久(映画監督)
描かれている世界は小さいけれど大きなものが伝わってくる。言葉にならない感動というものがあるとしたらこの映画に違いない。

●滝藤賢一(俳優)
光石さん...カンヌって...凄えっす...
ついに“世界のケンミツイシ”になったんすね...泣けてくるっす...
『逃げきれた夢』まるで光石研の生き様を観てるようで...堪らねぇっす...

●田口トモロヲ(俳優など)
共演した際、光石さんの家に遊びに行きたいって言ったら、駄目!壁に落書きとかするでしょと拒否されました。笑いながらも、ちょっぴり悲しかった僕。以後はそぉんな関係を修正するために僕の役者道はあります。俳優にとって夢のようなアテ書き的映画。さり気なく己を晒しつつ名優への道を歩む光の石に近づけるよう、精進したいと思います!

●津田寛治(俳優)
光石研さんから目が離せない。表情、仕草、歩き方、言葉、そのどれもが魅力的だ。それは一人の俳優にとどまらず映画全体を包み込んでいる。共演者、ストーリー、カメラワーク、編集、空気感、そして北九州の町。光石さんの人生に流れる血が、溢れんばかりに染み渡った映画だ。

●寺島進(俳優)
昭和な生き方を半世紀やってて令和という時代に入り、世の生き様と抗ってきた俺は暗中模索中だった。が!本作を拝見して、道が開けてきたわけなんだよ、、、これでいいんだ!と。寅さんじゃないけど世の中、女性はしっかりしてて、男性は情けないぐらいが微笑ましいかもね。我々世代の代表者、光石研さん最高!!

●三宅唱(映画監督)
こんな背中も、こんな沈黙も、これまで自分は見ようとも聞こうともしていなかったらしく、ずっとスリリングでした。その辺の路上なのに、いやその辺の路上だからこそ、ただの立ち話がどんどん切実な時間になるんだろうか。ともかく、光石研さんをもっとみていたい、終わらないでくれ!と思いました。

●山下敦弘(映画監督)
二ノ宮隆太郎の映画を観ていると、いかに他の映画が余計なモノで埋め尽くされているのかを思い知らされる。無駄が無いせいで、この映画は異常に静かだ。だけど、俳優たちを見つめる監督の熱量が凄過ぎて、静かだけど、常にざわざわしている。だから全く退屈しない。物語のために俳優が動くのではなく、役者が動き出して物語が生まれる。そんな映画として当たり前のことを思い出させてくれました。二ノ宮ありがとう。あと光石さん最高でした。

●吉田羊(俳優)
これまでの分岐点で選択を間違えた後悔は沢山あるけれど、この映画があれば、次に来るかもしれないターニングポイントは怖くない気がした。頑張れでも頑張るなでもない、ただそこにいて寄り添ってくれる映画。そいにしても、しゃあしくて情けない九州弁の光石さんは愛おしくてたまらんとよ。

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©2022『逃げきれた夢』フィルムパートナーズ

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最終更新日
2023-05-31 14:00:00
提供
映画の時間編集部

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