英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2022／23 ロイヤル・バレエ「シンデレラ」 作品情報

シンデレラの父の家。シンデレラの義理の姉たち（アクリ瑠嘉、ギャリー・エイヴィス）はお城での舞踏会に招かれ、浮かれている。だがシンデレラ（マリアネラ・ヌニェス）は、家で掃除をしなければならない。一人になると、母が生きていたときの幸せな日々を思い出す。父（ベネット・ガートサイド）もその頃を懐かしむが、怒りっぽい義理の娘たちを恐れてシンデレラを慰めることができない。謎めいた女性（金子扶生）が助けを求めてやってきて、義姉たちが追い払おうとするが、シンデレラはパンを与える。女性はシンデレラに優しい視線を送り、去っていく。シンデレラの父と義姉たちは舞踏会に出かけ、シンデレラは一人ぼっちに。そこへ再び現れた謎の女性は、実は仙女だった。仙女は妖精たちを呼び寄せ、シンデレラに贈り物を渡す。シンデレラは舞踏会へ招かれるが、仙女はその時間には全ての魔法が解けてしまうので、時計の針が12時を指すまでにお城を出るよう念を押す。シンデレラはかぼちゃの馬車で舞踏会へ出かける。お城にシンデレラの義姉たちをはじめとする招待客が到着し、王子（ワディム・ムンタギロフ）が現れる。お城にやって来たシンデレラの美しさに、誰もが彼女をお姫様だと思い、義姉たちもシンデレラとは気づかない。王子もシンデレラに魅了され、お互いの愛を誓う。踊っているうちに仙女の警告を忘れていたシンデレラは、12時の鐘を聞いてお城から走り去るが、階段にガラスの靴の片方を落としてしまう。靴を拾った王子は、彼女を探し当てると誓う。自宅に戻ったシンデレラは、ガラスの靴をエプロンのポケットに入れる。やがて義姉たちも帰ってくる。そこに王子がやって来て、ガラスの靴を落とした女性を探していると告げると、義姉たちは足を靴に押し込もうとする。シンデレラが義姉たちを手伝おうと跪くと、ポケットからガラスの靴が落ちる。王子は、シンデレラが舞踏会のお姫様だと気づく。仙女が現れ、二人は祝福されて永遠の愛を誓う。