英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2022／23 ロイヤル・バレエ「ダイヤモンド・セレブレーション」 作品情報

＜「ラ・フィーユ・マル・ガルデ」序曲とパ・ド・ドゥ>人気上昇中の若手プリンシパル、アナ=ローズ・オサリヴァンがアレクサンダー・キャンベルと愛らしくコケティッシュに踊る。<「マノン」1幕 寝室のパ・ド・ドゥ>注目の若手カルヴィン・リチャードソンを相手に、高田茜が魔性の美少女を甘やかに細やかに演じ、恋の高揚感を伝える。<「クオリア」＞コンテンポラリーに定評のあるメリッサ・ハミルトンが、若手ホープのルーカス・ビヨンボー・ブレンツロドと長身のペアでスタイリッシュに切れ味鋭く動いて魅せる。<「FOR FOUR」>シューベルトの弦楽四重奏曲『死と乙女』に、マシュー・ボール、ワディム・ムンタギロフ、マルセリーノ・サンベ、ジェームズ・ヘイといった人気・実力ともトップクラスの男性ダンサーが四重奏のようにそれぞれの魅力を発揮しつつ、超絶技巧を惜しみなく披露し競い合う。〈「SEE US!!」〉ロイヤル・バレエが育成する新進振付家ジョセフ・トゥーンガの新作。ヒップホップも取り入れ、若いダンサーたちのエネルギーが炸裂したプロテストがテーマ。〈「ディスパッチ・デュエット」〉米国で活躍するパム・タノウィッツによる世界初演作。アナ=ローズ・オサリヴァンとウィリアム・ブレイスウェルが正確なポワントワークなどクラシックバレエのテクニックを駆使しながら、モダンでシャープかつウィットに富んだ駆け引きの表現に取り組む。〈「コンチェルト・プール・ドゥ-ふたりの天使」〉70年代に一世を風靡したフレンチポップスの名曲に乗せ、ナタリア・オシポワとスティーヴン・マックレーが止まることのない技巧を駆使しながらも情感豊かに踊る。〈「プリマ」〉セレブご用達のファッションデザイナー、ロクサンダ・イリンチックによる鮮やかなドレスを纏った金子扶生、フランチェスカ・ヘイワード、ヤスミン・ナグディ、マヤラ・マグリの若手女性プリンシパルが、サン=サーンスのヴァイオリン・コンチェルトの華麗な旋律に乗ってダイナミックに舞う。〈「ジュエルズ」より「ダイヤモンド」〉バランシンが宝石店ヴァンクリーフ・アンド・アーペルのショーウィンドウにインスパイアされた『ジュエルズ』の中の一幕。チャイコフスキーの壮麗な音楽と共に、白いチュチュのダンサーたちがロシアの宮廷を再現したように整然とエレガントな群舞を繰り広げ、音楽を視覚化したバランシンのスピリットを継承。