エレファントソング(1994) 作品情報

えれふぁんとそんぐ

喫茶店のウェイトレス・水橋加奈子は昔馴染みの初老の男・下月誠一郎が死んだという電話を受ける。彼女は元調律師だった下月との、「死んだ時はせめて土に返して土葬してほしい」という約束を守るため、店に居合わせた花屋の真鍋吉樹のトラックに乗せてもらい、ひとり息子の進も連れて、下月の死体をアパートから運び去った。死体を埋めるなんて本気に思っていなかった真鍋も、加奈子の想いをどこかで感じ、彼女がポツリポツリと話し始める下月や彼女のことを聞き、約束を果たさせてあげようと思っていく。検問中のパトカーを引き離し、伊豆山中の雑木林へ。年老いた象が集まる森の墓場で、死んでいく象を葬送する象の鳴き声のように、加奈子は進と「ぞうさん」の歌を歌い、下月を埋めるのだった。

「エレファントソング(1994)」の解説

昔馴染みの男との約束を果たすため、ひとり息子らと共に男の死体を土葬する土地を探す女の2日間の旅を描くドラマ。監督は「ザジ ZAZIE」以来五年ぶりとなる利重剛。脚本は利重と御法川修の共同、撮影は小倉和彦が担当。WOWOWの映画シリーズ〈J・MOVIE・WARS〉の第2期の1本として8月に放映、のち劇場公開となった。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1994年10月15日
キャスト 監督利重剛
出演松田美由紀 三谷昇 寺島進 高村祐毅 黒沼弘巳 あがた森魚 スーダン
配給 ビターズ・エンド
制作国 日本(1994)
上映時間 60分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:44

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