越前竹人形 感想・レビュー 2件

えちぜんたけにんぎょう

総合評価5点、「越前竹人形」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-15

この映画「越前竹人形」は、主演の若尾文子の、なんともけだるく、妖しい魅力に圧倒される作品だ。

着物の着こなし、帯、首すじ、柔らかなおくれ毛、裾からはみ出た脚、白い足袋-----何もかもまぶしいくらいの美しさだ。

遊女上がりの妻の所在なさと官能的な悶えが、モノクロの画面に漂う感じさえしてくる。

水上勉の原作、吉村公三郎監督で、薄幸のヒロインと竹細工に打ち込む青年の狂気の愛を描き、胸に切々と迫るような悲劇が綴られていく。

若尾文子の淫らなと言いたいくらいの身のこなし方、そのエロティックな風情に、すべてのドラマが吸い込まれていくような印象すら受けてしまう。

長い白い道をさまよい、川べりに出て、小舟の中に倒れ込むまでの、彼女の苦悶の身振りが、痛ましく美しい。

P.N.「水口栄一」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2020-06-02

越前竹人形を観た。この映画はとても興味深く、いつまでも心のフィルムに焼きついて離れない。素晴らしい作品だ。若尾文子さんが大好きだった。

最終更新日:2023-12-25 16:00:02

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