わが青春のイレブン 作品情報

わがせいしゅんのいれぶん

矢吹健一、片岡豊、谷川文夫の三人は、名門K高校の伝統あるサッカー部員だ。東京都予戦の準々決勝の日、三人は張り切っていた。というのも、谷川の妹、有子とそのピアノ友達、坂口理恵が応援に来ていたからだ。谷川は理恵にほのかな愛情を抱き、矢吹、片岡の二人は無関心を装いながらも互いに有子を慕っている。試合はなんとか勝ったが谷川は凡ミスが続き、控えの選手と替えられてしまった。数日後、矢吹と片岡の根回しで理恵とデートをした谷川は彼女から友情以上の感情はないと言われショックを受ける。その日、谷川は風邪で練習を休んでおり、運悪くデートをマネージャーの久保に見つかってしまう。そして、翌日の練習で猛烈な特訓を受けた谷川は、急性胃潰瘍で倒れ、息をひきとった。谷川の死を契機に、矢吹は部のあり方を公然と批判し、練習を休み始め、不良グループの黒住らとつきあうようになる。一方、部の伝統を守り、強くなるためには特訓もやむを得ないという立場をとる片岡は矢吹と対立する。しかし、片岡は有子から矢吹が空地で一人サッカーボールを蹴っていると聞いて、決勝戦には矢吹もメンバーに入れるように上級生の説得にかかった。「部の伝統」の下にかたくなな部長や上級生も、片岡の熱っぽい説得に同意する。家に戻っていない矢吹を全員が手分けして捜し始めた。その話を聞いた黒住は、矢吹がアルバイトしている喫茶店“ルミ”に行き「サッカー部がお前を待っている」と伝える。その時、有子も矢吹の前に姿を見せ、「矢吹さん、兄の分も頑張ってね」と言う。アルバイトの肩替りを申し出た黒住の気持と有子の言葉に、矢吹の全身に熱い青春の血がかけめぐった。「よしッ!行くぞッ」店の外へ出た矢吹は、決勝戦の行なわれている競技場へ疾走するのだった。

「わが青春のイレブン」の解説

高校のサッカー部を舞台に、スポーツにかけた友情と応援する女子学生との愛を描く。昭和四十九年、「恋は緑の風の中」を最後の作品として、昭和五十一年二月二十二日、胃癌で亡くなった家城巳代治監督が、病魔と闘う中で、久子夫人の協力で書き上げた同名の遺稿シナリオを映画化したもので、監督は家城巳代治の弟子にあたる「冬の華」の降旗康男、撮影は佐藤昌道がそれぞれ担当。なお、このシナリオは家城監督没後、久子未亡人の手で小説化され、集英社文庫に収められている。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1979年7月21日
キャスト 監督降旗康男
原作いえきひさこ
出演永島敏行 吉田次昭 山岡健 森谷泰章 柏原貴 ハイ島利治 伊吹信一郎 沢井功 平山敏明 川崎麻世 佐久間宏則 石井茂樹 斉藤とも子 田中エリ子 竹田かほり 森下龍二 みずのこうさく 小松陽太郎 梅地徳彦 大川浩二 中原ひとみ 森愛 永井秀明 桑山正一 登石雋一 江原真二郎 佐藤宏之 原あけみ 板倉省子 谷本小夜子 柳生尚美 橋本美砂子 新井久 賀川ひとみ 里見和香 今村恒美
配給 東映
制作国 日本(1979)
上映時間 101分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:53

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